RX-8

MY RX-8

車名: MAZDA RX-8 Type S
納車日: 2005年1月9日(日)
購入理由:
◆軽量であること
◆ハイパワーであること
◆NA(ノンターボ)であること
◆エキサイティングであること
◆エモーショナルであること
インプレッション
◆スタイリング
◆エンジンフィーリング
◆ハンドリング



◆ スタイリング!
 まず外観から。
 RX-8(以下エイト)のスタイルについて、クルマ好きの間でも賛否両論ありますが、このカタチが好きじゃなきゃ買うワケないです。
 RX-7(以下セブン)と比較されることもあるけど、セブンとはまったく別のカテゴリーと私は思っていますし、セブンのスタイルでは4人がマトモに乗って、トランクに荷物も積んで…という芸当はできないですよね。
 もしセブンのスタイルで、これだけのユーティリティ・スペースが確保できるなら、もちろんセブンを買います。
 (まぁこのへんが、エイトが「妥協点」と評される要因なんでしょうけど)

 個人的には特にフロントとリアのフェンダーの盛り上がりが気に入ってます。
 それと2本出しのマフラーも好きな部分です。
 ノーマルで18インチのホイールもデザインがいいですね。あまりホイールを変えようという気がしないです。
 (とはいえ、冬に納車されたため、納車してすぐに17インチのスタッドレスタイヤに換えてしまいましたが)

 フリースタイルドアについては、あまりにも特徴的なので、私が語る必要もない部分ですが、とても便利だと思っています。
 例えば運転席から降りて、リアシートの上着や荷物を取ろうとするときは、2ドアだとシートを倒さなければならなかったり、セダンだとリアのドアの後ろに回りこまなければなりませんが、エイトだと運転席から降りた位置でリアのドアが開けられるため、上着や荷物をスマートに取り出せます。(狭い駐車場だと、ちょっと気を使いますが)
 まるでロッカー感覚(^^)。

 密かに気に入っているのは、ドアミラーに埋め込まれているフットランプ。(グラウンドイルミネーションランプと言うらしい)
 東京のように、夜でもどこに行っても明るいところでは必要性が薄いですが、夜は真っ暗な信州ではとても重宝します(^^)。

 ちょっと不満なのはリアウィンドーにワイパーが無いこと。
 これだけ湾曲していると、ワイパーを機能させることは難しいのかもしれませんが、小さいものでもいいから欲しかった。
 雪の日とか、とても欲しくなるんです。
 冬以外は、あまり必要無いものかもしれませんが。

 特にエアロパーツを着けなくても、バランスがいいスタイルです。
 でも今後は少しずつエアロパーツを物色していこうと思っています。

 次にインテリア。
 運転席に乗った感じでは、シートがとても良いです。
 買う前は、あまりホールド性が良すぎて乗り降りが大変だったり、窮屈だったりしたら嫌だなと思っていたんですが、座り心地は良いし、乗り降りも問題無いです。
 しっかりホールドしてくれて、長時間乗っていても疲れにくいです。
 特に長距離ツーリングが好きな私には嬉しいです。

 ステアリングも握った感じがしっくりきて、径も太さもちょうど良い感じです。
 左側のステアリング・スポークに埋め込まれたオーディオのスイッチが便利で、ラジオの選局もMP3の選曲も、目線を動かさなくて良いので助かります。

 メーター周りはぱっと見、オーソドックスな3連メーターなんですが、運転席に乗り込むとブラックアウトされたメーターがブルーの間接照明で妖しく浮かび上がります。
 イグニッション・キーを回すと明るく発光してとても見やすいです。
 スピードメーターはデジタル表示で、タコメーターの中に組み込まれているんですが、スピードメーターはデジタルじゃないほうが好みなので、ちょっと不満かな。
 油圧計が付いているのは、ロータリーエンジンだからでしょうか。

 カーナビはパイオニアの「DVD楽ナビ」を付けているんですが、地図の表示が見やすくて、ソコソコ機能も多彩なため、不満は無いです。
 リモコンを付ける位置がなかなか決められず、グローブボックスの中に突っ込んだままです。
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◆ エンジンフィーリング
 RX−8の魅力はいろいろあるけれど、なんといってもレネシスのエンジンフィーリングだと思います。
 アクセルを踏み込むと、とても軽く回って気持ちよいので、踏みすぎに注意してます。
 交差点を曲がって加速するときなんかでも、シフトチェンジしないでついつい引っ張ってしまう。

 レネシスの排気量は654cc×2で、1308ccと、数値上は小排気量。
 (なんと、排気量だけで言えば、我がGSX1400より小さいのだ)
 小排気量のエンジンだから軽く回るのかもしれませんが、一般的なレシプロの小排気量エンジンとはだいぶ違います。
 レネシスはほとんど振動せずに、電気モーターのような音色を発しながら一気に吹けあがっていきます。
 「いったいどこまで回っていくんだ〜!」という感じです。

 その「音」なんですけど、きめ細かいパルスで甲高い音なので、とてもレーシーで気持ちが昂ぶります。
 排気系はノーマルなので触媒テンコ盛りですが、NAということもあってダイレクトな排気音が心地よいです。
 もうちょっと抜けの良い排気系にして、レネシスの良いところをもっと引き出してみたいと思っています。

 このレネシスの楽しさに大きく貢献しているのは、6速マニュアルミッションですね。
 ほどよくクロスしていることと、シフトストロークがショートで感触も良いので、シフトチェンジが気持ちいいです。
 用も無いのにシフトチェンジしてしまいます。
 ロータリーエンジンはあんまりエンジンブレーキが効かないので、シフトダウンのショックも少なく、ヘタなシフトダウンでもギクシャク感が起こりにくくて助かります(^^;)。
 私のように低いレベルで楽しみたい場合にも、とっても有効。
 (もちろん、レベルの高い走りでも文句無いでしょうが)

 ときどき、NAのロータリーって、下がスカスカなんじゃないかと聞かれることがあります。
 私も試乗するまでは、おそらくスカスカなんだろうなぁと思っていたんですが、ドッコイじゅうぶんなトルク感があります。
 車体が軽いということもありますが、3000rpm以下でもぜんぜん使えます。
 最初の出足だけ、発進時のクラッチミートをするときだけ気をつけてあげれば、あとは力があります。
 (まぁ、3000ccのターボエンジンなんかに比べれば、「非力」としか言いようが無いですが…)

 やはりレネシスの真骨頂は高回転域にあり!
 7000rpmも回すと、それはもうジェット機のよう。
 絶対的なパワーではなく、車体の軽さとエンジンの吹けの軽さから来る加速感は、とっても気持ちいいです。
 感覚的に、水冷4ストローク・マルチシリンダーのバイクのエンジンフィーリングに近い。
 普段はめったにそこまで回すことはありませんが、低回転から高回転まで楽しめるエンジンだと思います。
 エンジンの面白さという点では、全域強大なトルクのGSX1400の方がつまらないと言えばつまらない。
 個人的には、トルキーなエンジンはラクチンではありますが、盛り上がりに欠けるんですよね。
 非力なエンジンほど(けしてレネシスは非力ではないですが)ブン回せる楽しみがあるというか、やはりエモーショナルでエキサイティングです(^^)。
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◆ ハンドリング
 私は単なるクルマ好きなので、ハンドリングを語るほどの腕前は無いですが、普段ハンドルを握っている感想を書こうかと。

 RX-8はフロント・ミドシップ。
 重量配分もキッチリ50:50で、並のスポーツカーではなかなか実現できない重量配分です。
 エンジンマウント位置や車体剛性とかの細かいことは置いといて、とにかくよく曲がるクルマだと思います。
 運転している自分を中心に、ハンドルを切った方向にフロントが向かうような感じです。
 今までに無い感覚なので、しばらく違和感を感じつつ、とても新鮮で楽しめました。
 今となってはそれが当たり前なので、他のクルマを運転しない限りわからない感覚です。

 雪道もかなり走りこみましたが、重量配分やパワーバランスの良さが雪道のハンドリングにも良い影響を与えているようで、安心感があります。
 タイヤが滑り出してもわかりやすいのがいいですね。
 低速トルクが細いのも、雪道走行にはありがたいかも。

 まぁ、サーキットを走ったりしていないので、限界とかはサッパリわからないんですけどね。
 RX-8に乗るからには、少しは実力を引き出してみたいと思っています。
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