2008年6月 大連・瀋陽旅行

 祝!初海外旅行! 
 実は、生まれてこのかた、海外旅行をしたことがなかったのだ。
 バイク仲間のよしろうさんに誘われて、中国の大連と瀋陽に遊びに行くことになったんだけど、とにかく海外旅行に行くチャンスが無かったので、今回が千載一遇のチャンス!
 今年初めてパスポートを取得し、ドキドキの海外旅行初体験となったのです。

 旅行前に、会社の同僚や友人など、いろんな人に初の海外旅行だということを話すと、みんな『意外』とのこと。
 海外旅行が一般的なのか?ハタマタ私は海外経験が豊富な人間に見られているのだろうか(^^)。

 まぁ、教科としては世界史や地理が好きなので、行ったことなくても知識だけはあるのだが、とにかく今まで日本から出たことは無かったのだ。

 それにしても、初の海外が中国・大連というのも珍しいらしく、「大連に行ってくる」と話した人にはほぼ全て、「なぜ大連?」と聞いてきました。
 しかも今年は北京オリンピック開催の都市で、「中国旅行と言えば北京」と思われてもおかしくない。

 ではなぜ大連・瀋陽か?

 ひとことで言えば「SLのあじあ号を見てくる」ことが目的なのだが、これもほとんどの人がチンプンカンプンなので、説明するのが大変なのだ。
 話せば長いのである。

 「あじあ号」は「パシナ形蒸気機関車」の別名で、旧満州国時代に日本の技術提供で作られたSLのこと。
 大連〜ハルビン間を運行していた特急列車です。
 (「あじあ号」に関して、詳しくは「ウィキペディア」などを参照していただきたい。)

 ということで、とりあえずこのレポートを見てもらえば、何をやってきたのかわかると思うので、眺めていただきたいのである。

↓遼東半島。地図上の下が大連、上が瀋陽↓


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【 1日目 】
成田空港 → 大連空港 → 大連市街散策 → 「大連渤海明珠ホテル」泊
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 緊張の成田空港。
 11時半によしろうさんと待ち合わせ。
 実は前日は埼玉に出張だったため、埼玉某所に宿泊して、余裕の成田空港入りである。
 (本当は安曇野から出てこなければならなかったので、ある意味、出張が入ってありがたかった)

 11時には待ち合わせ場所の「第2ターミナル」に到着したのだが、よしろうさんも早めに着ていたようで、メールを入れたらすぐ合流できた。

 羽田空港は何度となく行っているんだけど、成田空港は初めてなので、見るものすべて新鮮である。

 成田空港では、とにかく世界各国に飛び立つ飛行機が多いことに感心した。
 しかも10分と空けずに出発しているのである。

 羽田もそうだけど、よくこんなに過密スケジュールで混乱しないものだと思う。

 13:20成田発の「中国国際航空(AIR CHINA)」に乗り、大連空港へ。
 出国手続きって意外と面倒だなぁ。

 飛行機に乗り込むと、そこはもう中国の雰囲気。
 アテンダントのお姉さんたちも日本語は通じない様子。

 しかし、中国のお姉さんはキレイである。
 (「中国国際航空」だけに、中国人としか見えていない)

 JALやANAであれば、きっと乗っている人も日本人が多いんだろうけど、この飛行機には日本人の比率は低いように思えた。
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 飲み物と機内食が配られたのだが、コーラもビールもぬるいのに驚いた(^^;)。

 あとで知ったのだが、「冷たいのください」と(英語で)言えば冷たいものが出てくるらしい。

 とにかくお作法を知らないので、何もかも予想外な展開である。

 珍道中の予感…。

 機内食が配られるときも、アテンダントのお姉さんに「チャイニーズ?or ジャパニーズ?」と聞かれたので、「(あんたは)中国人か日本人か?」と聞かれたと思い、ハッキリ「ジャパニーズ!」と答えたら、日本食が出てきた。

 自分の英語も意外と通用するかも。

 「ジャパニーズ!」と言ったらもらえたのがこの機内食である。
 鶏肉と茶蕎麦に、なぜか「もみじ饅頭」(^^)。
 この取り合わせが謎だが、味は美味しい。

 中国の飛行機なので、勘違いした日本食が出てくるのではないかとドキドキしたのだが、意外にもまた食べたくなるほどの美味しさであった。

 「中国国際航空」さん、スバラシイです。
 これでビールが冷えていたらなぁ(^^;)。
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 16:30(現地時間15:30) 大連空港着
 無事大連空港に到着。
 初めて日本以外の土地に降り立ったので、ちょっと感動。

 大連は日本との時差は1時間である。

 着陸するときに空港の周囲を見たら、滑走路脇に戦闘機はあるわ、空港周囲にマンションは林立しているわで、明らかに日本とは違うんだということを実感した。

 それにしても入国手続きも面倒である。
 東京から沖縄くらいの距離なのだが、海外旅行というのは手間のかかるものだのぅ。

 JTBのツアー客用のクルマでホテルへ移動。

 空港からホテルへの移動中に、クルマの窓から撮影。
 漢字だらけの看板に、この色合い。
 まさしく中国に来たという実感が沸いてくる。

 それにしても自動車が多い。
 そして高級車も多い。
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 今回、JTBのツアーを利用したのだが、飛行機代とホテル代、それに大連空港とホテルの往復がパックになっているものを利用した。
 (ツアーの予約や手配はよしろうさんに任せっきりでした)

 2泊3日のツアーで、2日目はフリーなのである。

 右の画像は「日月譚大酒店」(ホテル)の前。
 別のJTBツアーのオッサンを降ろすために立ち寄ったのだ。

 ヒュンダイのワンボックスで移動したのだが、そういえばヒュンダイのクルマに乗ったのはこれが初めてだったなぁ。
 乗った感じは国産車と大差無かったけど、使い勝手はあまり良さそうではなかった。

 我々のホテルへ向かう途中、路面電車が走行しているのを発見!
 よしろうさんが「日本製の路面電車だ」というので撮影。

 なかなかレトロである。

 通りの向こうのビルの壁に「江戸前寿司」と書かれているのにも興味を引いた。
 走っているクルマも日本車とドイツ車が多く、この画像だけ見れば、日本である。

 それにしても、クルマが多い!
 そして、車線も信号も有って無いような運転を、どのクルマもしているのである。

 恐ろしい。

 17:40(現地時間16:40) ホテル到着。
 我々の宿泊するホテル「大連渤海明珠ホテル」に到着した。
 なかなか立派である。
 (四つ星らしい)

 中国のホテル…というか主要な建物の前には、ライオンとかが神社の狛犬のように配置されている。
 このホテルには、キメラのような動物?の像が置かれていた。


 20階の部屋からの眺め。
 大連駅のすぐ脇にホテルがあるため、我々の部屋の窓からは大連駅のホームが見える。

 よしろうさんは筋金入りの鉄道マニアでもあるため、このあたりは抜け目が無い(^^)。
 さすがである。

 それにしても、いろいろな建物が混沌としている。
 整然としていないこともあるが、新しい建物と古い建物が極端なくらい入り混じって建っているのだ。
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 18:20(現地時間17:20) まだまだ明るいので、大連の街を散策する。

 信号なんて無視してくるクルマが多いので、歩行者用の信号が青でも、いつ轢かれるかわからないから気が抜けない(^^;)。

 とりあえず「中山広場」に行ってみようということで、なんとなく勘を頼りに彷徨ってみる。

 大連の歩行者用信号機。
 日本の信号機とはちょっと違うけど、ひと目で「進め」か「止まれ」かわかるので、問題ない。

 …でも、ほとんどの人が信号機に従うことは無い…。
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 早速迷う。

 そもそも、2人とも土地勘は無いし、観光マップさえ持っていないのだ。
 日本を発つ前に、Google Earthで眺めた程度なので、あまりにもいいかげんである(^^;)。

 方向も距離感もわからないため、まずは地図を探そうということになった。
 ときどき交差点で見かける屋台に、地図を置いている店を発見したので、売り子の女の子に「これいくら?」と身振り手振りで聞いたところ、手のひらで「5」というので、手元にあった100元札を渡そうとすると、とても嫌がられた。
 お釣りが無いらしい(^^;)。

 とりあえず見るだけ見たが、我々には文字が読めないため、結局役に立たないことがわかり、諦めた。
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 でもまぁ、そこはバイク乗りの勘というやつで、彷徨っていれば辿り着くもんである。

 中山広場に出た。

 ここは円形の公園の周囲に車道があって、交通量もスゴイ。
 この円形の道路に沿った場所にある建物は、みんな文化財のような古い建物ばかりである。

 さらにその周りには、高い建物が乱立している。
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 大連賓館(旧ヤマトホテル)が見えてきた。
 よしろうさんはこの旧ヤマトホテルに行きたかったようです。

 大連というと、このヤマトホテルをはじめ、日本人が設計・建築した建物が多い。

 どこか銀座や日本橋あたりにある古い建物に似ているのだ。

 なんとなく懐かしい感じがする。
 (いや、けして私は昭和初期の人間ではないのだが…)

 「大連賓館」と書かれた看板が光る。
 やはり大正末期から昭和初期を感じさせる佇まいである。
 古めかしい感じだが、しっかりしていて地震がきても倒れそうも無い。

 ホテルの入り口の前にはボーイさんらしき人が立っていて、ちょっと緊張する。
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 旧ヤマトホテルの内部に潜入。

 当初、ロビーをぐるっと見て外に出るつもりが、日本の高級クラブっぽい看板を発見し、吸い込まれるように2階へ。
 
 2階にはその名も「大和」という喫茶店があり、大連の街の喧騒から抜け出て、日本に帰ってきたような感覚に陥る。


 なにしろ店員さんは日本語が普通に通じるのだ。
 それにとてもキレイで、チャイナドレスを着ている店員さんもいる。
 とりあえず私はアイスコーヒー、よしろうさんはチンタオビールを注文する。
 (よしろうさんは、成田からずっとビールを飲んでいる気がする)

 中国に入国して初めて注文したのがこの2品だったので、値段とか特に気にしなかったんだけど、あとでとても高額であったことを知る。

 まぁ、日本語が通じるし、昭和初期の日本の雰囲気を味わうことができたので、不満は無いけどね。

 店内の大型液晶テレビには、NHKが映っていた。
 このお店の中は日本である。

 喫茶「大和」のベランダからの中山広場の眺め。

 店員のお姉さんが気を利かせてくれて、ベランダへのドアを開けてくれた。

 二重のドアを開けると、大連の喧騒である。
 写真で見るととてもキレイな感じなのだが、とにかくクラクションの音が絶えずあちこちから耳に入ってくるので、「やかましい!」と叫びたくなるくらい。

 中国の自動車に欠かせないもの、それはエンジンでもブレーキでもタイヤでもなく、クラクションである。
 (うむ、我ながら名言)
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 喫茶「大和」から1階に降りる階段。

 1フロアが高いこと高いこと。
 とにかくお金がかかっていそう。
 もちろん、現代の高級ホテルとは比べるべくもないが、装飾や壁・床に使われているものは、なかなか高級感がある。

 いいなぁ、昭和だなぁ。
 

 中山広場のロータりーには、ひっきりなしにクルマが押し寄せては消えていく。
 クラクションとともに…。

 それにしても、高い建物が多いです。
 正直、ここまで大都市であることは想像していなかった。

 今まさに、10億人以上いる国というものがどんなものかを体感しているところです。

 特に被写体を決めて撮影しているわけではないのですが、とにかく高い建物が多くて、感心しています。

 ただ、どれも耐震強度なんかはどうなんだろうかと心配になるのはナゼでしょう??

 中山広場の外周上は、昔の建物が並んでいますが、その後ろは近代的な建築物で埋め尽くされている感じです。

 古いものに新しいものが覆いかぶさるような勢いを感じます。
 よくわからないけど、とにかく街並みに力がある。

 19:50(現地時間18:50)
 旧ヤマトホテルを中山広場の反対側から撮影。

 公園内は若者でいっぱいです。
 男女のカップルも多い感じ。

 しかし、公園内にいる人たちは、みんなこの自動車の波をかき分けていったんですかねぇ。

 真ん中の建物が、今回我々が宿泊した「大連渤海明珠ホテル」です。
 遠くから見ると、けっこうキレイで高層建築のホテルなんだよなぁ。

 「見た目」って大事だナと思った。

 腹も減ってきたので食事でもしようということに。
 ホテルは2泊しますが、朝食のみ付いているパターンなので、夕食は自分たちで食べなければなりません。

 もっとも、ホテルで食べていたら、異文化交流なんてできませんからねぇ。

 とはいえ、大連初心者の我々は、どのお店で何を食べたら良いのか、なかなか判断に迷います。

 私は、とりあえず「吉野家」だけはやめておこうと思っていました。(海外に来た意味無いもんね)

 20:30(現地時間19:30)
 彷徨ったあげくに、ようやくありついたのは、カレーでした。

 意を決してカフェテリア式のレストランに入った我々は、やはり「言葉の壁」にぶち当たりました。

 よしろうさんは、なにやら一品ものを物色し始めましたが、私はとりあえず味もわからないものを食べるのは怖かったので、最も安直だが最も安心感のある「カレー」を注文してみることにしました。

 しかし、カレーも何種類かあり、どれも「○○肉カレー」と書かれているので、肉類のカレーなんだろうと想像はつくのですが、考えても何の肉かわからないので、適当に指差して「コレください」と日本語で伝えたら、左の画像のカレーが出てきました。
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 カレーの味は、日本のカレーと一緒でした。
 ご飯も、カタチといい炊き方といい、おそらく日本のお米と同じだと思います。

 ただ、何かの肉の肉団子が入っているんだけど、コレが何か食べてみてもわかりません。
 ちょっと臭みがあるので、羊かそれに近いものではないかと思うのですが、メニューの漢字を見ても、何だかサッパリわかりませんでした。

 よしろうさんの注文したものも食べてみましたが、味はおいしいです。
 大連で生活しなさいと言われても、とりあえず食事に関しては問題無さそうです。
(吉野家もあるし)
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 21:30(現地時間20:30)
 ホテルの部屋に戻りました。

 テレビを見ようと思ったのですが、操作方法がこれまたわからず、困り果てている様子です。

 2人ともけして家電製品や機械モノに弱いわけではないのですが、何をやっても電源が入らないのです。
 (いや、電源が入る音はしているっぽいんですが…)

 結局フロントに電話をして、電源を入れてもらいました。
 原因は良くわからなかったんですが、係りの人が来て、あっさりTVをつけていきましたから、ものすごく単純な操作が欠けていたんだと思いますが、操作を見ていたのにわかりません…。

 恐るべし、中国。

 画像とは関係ないんだけど、シャワーを浴びようと思い、バスルームに行った。

 お湯を出すためには、日本にも良くあるカランとシャワーを切り替える形式の蛇口を捻るのだが、まずお湯を出してみて驚愕!

 砂が出てきたのだ。

 まぁ、中国ではこんなものかと諦め、しばらくそのままお湯を出しっぱなしにして、砂が消えるのを待った。

 砂が出なくなったので、シャワーを浴びて全身を洗い、シャンプーもした。

 バスタブから出るときに、再度オドロキ。
 お湯と泡が流れたあとのバスタブの底は、砂だらけだったのだ…。

 風呂での悪夢(というか、笑いっぱなしなのだが)を忘れ、中国の夜を楽しむことにしよう。

 部屋においてあったペットボトルの水。
 「統一」と書いてある。
 そこに秘められた意味は良くわからないけど、特に変な味はしなかった。

 「中国のペットボトルの中身は水道水」なんてウワサがあったりするけど、とりあえず不味くはなかった。

 私は鉱水や硬水は苦手で飲めないのだが、特にそんな様子も無く、普通に飲めました。

 ホテルに戻る前に、ホテルの近くのコンビニっぽいお店で、飲み物を買ってきました。
 「午後の紅茶」とかも普通に売ってたりしますが、やはりここはチャレンジ精神で臨みたい(^^)。

 売店で買った飲み物その1。

 苺悟?苺a?←漢字変換できず。

 ラベルから想像するに、ブルーベリー味の飲み物らしい。
 飲んでみると、とても甘〜い!
 ブルーベリー味の濃いカルピスを飲んでいる感じ。

 うーん、さすがの私も1本飲み干すことはできなかった。


 売店で買った飲み物その2。

 「皇家動力」と書いてある。
 しかも「レアルマドリード公式ドリンク」みたいなことが書いてある。
 ホントか!?

 見た感じスポーツドリンクである。
 飲んでみると、スポーツドリンクっぽいと言えなくもない。
 …これも私には飲み干せなかった。

 つーか、ホントに中国の人は、こんな飲み物を飲んでいるんだろうか??
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 売店で買ったアルコール飲料。

 気を取り直して、お酒でも飲もうと思います。
 しかし、当初は「ビールでも買ってこう」というノリだったんですが、なぜか購入したのはこんなお酒。

 ラベルには『丹栗』と書いてある。
 栗のお酒らしい。
 「酒精度:50%」ってアルコール度数のことかなぁ??
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 怪しい!怪しすぎる!
 ラベルに「有害健康」って書いてあるっ!

 コレって…、飲んでいいのかな??
 買ってきたのはよしろうさんなんだけど、冒険するにもホドがあるよ!

 一応、興味本位でちょっと飲んでみた。
 味はとてもフルーティーで、香りも味も、栗を感じさせるものではなかった。
 しかし、明らかに悪酔いしそうな感じがした。

 実際、コレを飲んだあとは、アタマがおかしくなるような感じで、すぐに酔いつぶれてしまった。
 疲れていたせいなのかもしれないけど。

 酒には強いよしろうさんも、進まないようだった。

こうして初めての海外での夜は更けていく…。
というか、この「丹栗」を飲んでから、あまり記憶が無い。
ブルーベリーのジュースや、青いスポーツドリンクで割ったりして飲んだのがいけなかったか。

とにかく中国に来てから、いろんなことがやられっぱなしな感じである。
明日もきっと、やられっぱなしなんだろうなぁ。

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