2000年 九州ツーリング
さぁ、今日は帰るだけ。 何事も無く、無事に帰るまでがツーリングです。 今まで2台とも何のトラブルも無いのが不思議なくらいです。 もう既に静岡を出てから2000kmほど走っています。 でもあと1000kmもあるぅ…。 右の写真は小倉で九州最後の給油のシーンです。 今日もいい天気ですわ。 |
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関門橋を渡る前の「めかりP.A」です。 九州を離れ、中国自動車道へ。 でも、往路に走った道を戻るのはつまらないので、帰りは神戸まで山陽自動車道を通って行くことにしました。 広島までは、つい3日前にバスジャックされたバスと同じルートを通っていくわけですね。 さらば九州!また来る日まで。 |
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写真はここまでです。 「めかりP.A」を出たあと、中国自動車道から山陽自動車道に分岐して広島方面に向かいます。 山陽道は超快調です。流れも終始ハイペースで走りやすいです。 ここまでトラブルなく走ってこれたことだし、あとは高速道路をおとなしく走っていれば、きっと何事もなく帰ることができるでしょう。 しかしトラブルは2台にまとめて襲い掛かってきました。 少なくとも広島の宮島S.Aで給油をしたあたりまでは良かったのですが、広島を過ぎて岡山県内を走っているときにまず小僧氏のGPZ900Rにトラブル発生! どうやら走行中にエンジンが止まってしまうようだ。 ときどき発生するようなので、注意して走っていれば走行できない状態ではないらしい。 まぁそれでも走れるので、そのまま走行し、兵庫県内に入ってきた。 そろそろ給油をしなければならないので、竜野西S.Aに寄る。 ここでワタシのGPZ900Rにも、ギアが1速に入らなくトラブルが発生! まさかここでミッションをバラすわけにもイカンだろうなぁと思い、ここから2速発進で行くことにする。 GPZ900Rは、エンジンが回っているときはニュートラルから2速に入らないようになっている。 高速道路だからストップ&ゴーが無いので、1速が無くても走行にあまり支障は無い。ただし、渋滞を除いて。 小僧氏のGPZはさらにマズイ事に、スターターモーターが回らなくなっていた。 押しがけをすればエンジンに火は入るので、スターター関連の接触不良か故障だろうと判断する。 これも高速道路走行中は給油のとき以外はあまりスターターを回すことは無いので、帰るまでにそれほど障害にはならないだろうと思われた。 ところが、時はゴールデンウィーク。サービスエリアでの給油は数十台というクルマクルマで渋滞しているのだ。 我らがGPZ900Rでは、エンジンをかけっぱなしにしているとオーバーヒート気味になってしまうため、給油待ちでは進んだらエンジンを切るという行為を繰り返さなければならない。 スターターの回らない小僧氏のGPZではなかなか酷なことだ。 そこで、給油待ちの列に並ばずに竜野西I.Cから下道に降りて、一般のガソリンスタンドで給油してまた高速道路に乗るという作戦に切り替えた。 ワタシは1速が入らないため、2速から下にギアを落とさないように、シフトチェンジのたびに「5速」「4速」とつぶやきながら走らなければならない。 インターチェンジから一番近いガソリンスタンドに飛び込み、給油してまた高速道路に乗る。 静岡に帰り着くためには、少なくともあと一回は給油しなければならない。 次の給油では渋滞していないことを願うばかりだ。 さて、山陽道に戻った我々は、おとなしくおとなしく走行する。 幸いにも渋滞はほとんど無く名神高速道路に入り、大津S.Aまで来ることができた。 しかし大津S.Aの給油所はやはり渋滞で、並ぶ気にもなれない。 我々は次の給油施設のある多賀S.Aまで行ってみることにした。 果たして多賀S.Aはどうだろう? 賭けは成功し、多賀S.Aの給油所はぜんぜん空いていた。ヨカッタ!。 これで帰り着くまでに給油の心配はいらなくなった。いまはとにかく無事に帰り着きたい一心だ。 養老S.Aで小僧氏と最後の休憩をする。 おたがいトラブルを抱えてはいるが、あと一息だ。 ここからワタシは静岡に向けて東名自動車道を、小僧氏は前橋なので中央自動車道へと向かうことになる。 2人とも疲れてはいるが、人間にトラブルは無いので、とにかく安全運転で帰ることを約束し、お互いの帰路につく。 東名自動車道も流れは良く、結局23:00頃にはワタシは実家に無事到着しました。 総走行距離は2900km。もうちょっとで3000kmでした。 小僧氏は3000kmを超えたことでしょう。 翌日、シフトリンケージ周りをチェックしたところ、エキパイとマフラーの継ぎ目のカバーがシフトペダルと干渉していることがわかり、1速に入らない問題は解決しました。 2月の車検のときの付け直しがイマイチだったのでしょう。 小僧氏はあのあと、高速道路上で何度かエンジンストールして、事故を避けるために岡谷あたりから下道で前橋まで帰ったそうだ。 彼が家にたどり着いたのは深夜だったらしい。 ともあれ、なんとか帰って来れたことを喜びたいと思います。 4日間で天草まで行って帰ってくるというのは、ちょっと無謀なような気もしましたが、やればできるもんですね。 社会人になると何かと保守的になったり、またそれを求められたりして、なかなか思うようなことができなかったりします。 9年前、社会人になる直前の卒業旅行で九州に行ったときに自分が考えていたことと、今の自分を比べることで、自分がどんな成長をしてきたのか、自分の考え方がどんな風に変わったのかを多少なりとも客観的に見つめることができたと思います。 よくわかったことは、ツーリングの楽しみ方は今もムカシも少しも変わっていないこと。 ちょっと嬉しかったです。 さぁ、次回九州を訪れるときは、どんなことを考えるのでしょう? 今度行くときはもう少しスケジュールに余裕を持っていきたいですね。 |
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