2001年 島根ツーリング
3/4
◆3日目
(津和野−国道9号線−出雲大社−国道314号線−仁多町−親戚(?)の家 泊)
走行距離:180km
今日は津和野から仁多町へ、島根県内を移動します。 島根県は横に長く、津和野は西のはずれ、仁多町は東のはずれにあり、同じ県内でもだいぶ距離があります。 ただ移動するだけじゃつまらないので、出雲大社に寄っていくことにします。 職場の同僚や友人に、「出雲大社は何県にあるか?」という問いかけをしてみると、「わからない」か「鳥取県」がほとんどで、「島根県」という答えはほとんどありませんでした(^^)。 かく言う私も鳥取県だと思っていたので、ホントに山陰地方というのはもやもやとした地域なんだなー、と思います。(島根県民の皆さん、スミマセン) 右の写真は、国道9号線を出雲に向かう途中、休憩するためにバイクを停めて、日本海を撮影していると、たまたま汽車が通りかかったので撮影しました。スゴイ偶然です。 |
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で、あっというまに出雲大社です(^^)。 境内に「D51」が置いてあったので撮影しました。 なんか今回は汽車づいていますねぇ。 津和野で見た「C57」よりだいぶ大きいです。 きっと展示用にいろんな部分が交換されたり、修復されたりしているのでしょうが、「機関車の王様」的迫力はさすがです。 でもなんで出雲大社に「D51」が? 出雲大社とは何か縁があるのかもしれませんが、誰か知りません? |
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さて、出雲大社参拝です。 この参道に着く前に、巨大な鳥居の下をくぐってきたし、「大社」って言うくらいだからさぞかし広くて大きいのだろうとワクワクしながら本殿方面に向かいます。 なにしろ日本中の神様が集まるところですからねぇ。 この日(5月4日)はゴールデンウィーク中ということもあるのでしょうか、参拝客が多いです。 |
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をぉ!あれが出雲大社のシメナワかっ! 離れた位置から見てもあんなに大きく見えるのですから、さぞかし巨大なシメナワなのでしょう。 出雲大社は「大国主大神」が祭られていて、縁結びの神様として有名です。 |
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ここ最近、初めて出雲大社に参拝に来る人の大半は、この柱の跡も見に来るのでしょう。 この柱の跡から、むかーし昔の出雲大社本殿は、その名の通りとても大きい(高い?)ものだったという説が有力になったようです。 想像図とか見ましたけど、大昔に木造建築であんなに大きなものが作れるものなのかと、不思議不思議。でも「太古のロマン」がありますね。 この柱は平成11年9月1日からの発掘調査で発見されたとのことです。 詳しくは大社町のホームページをご覧ください。 |
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どうやら遠くに見える一番高い建物が、現在の本殿のようです。 近寄ってみることができないのが残念ですが、チラッとしか見えないところがいいのかもしれません。 今日は昨日までとうってかわって快晴なので、散策する足も軽やかに、出雲大社内をウロウロします。 境内にはとても古そうな建物がたくさん点在しています。 修学旅行とかなら、事前にいろいろと勉強して来るので、どの建物が何を意味しているのかとかわかるのですが、勉強不足でなんやらわかりません。 やっぱりこういった史跡とかを訪れるときは事前に勉強してくるべきでしょう。 出雲大社に関しては出雲大社のホームページをご参考に。 |
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出雲大社って、実は行ってみるまで奥深い山の中にあるものだと思っていたのですが、比較的平地にあって、海からも近いところですね。 やっぱり行ってみないことにはわからないもんです。 日本だけでなく世界中の観光地も、見ると聞くとではぜんぜんちがうのでしょう。 いやぁ、それにしても参拝客多いですね。サスガです。 |
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出雲に来たら行ってみたかったところがあります。 左の写真の「大社駅」です。 「大社駅」は平成2(1990)年4月1日に廃止になった大社線という路線の終点の駅です。 造りが立派なため、廃線後も駅舎は残されていて、観光スポットになっています。 「大社駅」というので、さぞかし出雲大社に近いのであろうと思っていたのですが、予想に反して遠いところにありました。 乗り物になれた現代人には、ここから歩いて出雲大社に行くことはちょっと抵抗がありますねぇ。 でも、駅舎の造りはとても豪華で、一見の価値ありですね。 現役時代は今よりもっとキレイで豪華に見えたことでしょう。 |
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駅舎の中に入ってみました。 右の写真は昔の「発券所」だと思います。 ずいぶんたくさんの窓口があるので、利用客も多かったのでしょうね。 私は鉄道マニアではないので詳しくは知らないのですが、それでも来てしまうんですから、この駅には魅力があるのでしょう。 |
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16:00頃、仁多町につきました。 仁多では親戚のお宅にお世話になるのですが、今回初めてお邪魔するために場所がわかりません。 ということで、仁多町にある「奥出雲多根自然博物館」で待ち合わせをしました。 この博物館は化石や鉱石を始めとするさまざまな石の展示があり、また、宇宙の歴史や生物の進化の様子を図解で見ることができます。 ここに来るためには緑豊かな山間部を走ってこなければならないし、「島根県仁多郡仁多町」という地名からも、人里はなれた場所であることは想像がつきましたが、この博物館の展示内容までは想像がつきませんでした。 正直言ってこの博物館は、こういった類の博物館では国内でもトップレベルの展示内容ではないかと思います。 |
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おおよそ地方の博物館といえば、展示スペースは広いけど展示内容がイマイチだったりします。たとえば化石なんかでいえば、レプリカとか模型ばかりだったり…。 それはそれで勉強になるのですが、この「奥出雲多根自然博物館」には意外や意外、「本物」の展示が多いのです。 中には「なんでこんなものがココに!?」と思うような化石もあります。 恐竜好き、化石好きにはたまりませんね。 規模は大きくありませんが、右の写真のように展示もとてもキレイで、東京にある博物館と比べても遜色ないと思います。 |
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なにげなく置いてありますが、これは「アンキロサウルス」の仲間で「ユウオプロケファルス」という恐竜の化石です。 個人的にはこういった実物大の展示ってほとんど見たこと無かったので、感激しました。 |
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これはご存知「アロサウルス」です。 これも「なにげー」に入り口付近に置いてありますが、ときどき大型デパートの催事コーナーとかで開催される「大恐竜展」みたいな催し物でもなかなかお目にかかれないシロモノですよ。 こんなの普通、「展示の目玉」みたいなモノだと思うのに、博物館の入り口付近にあって、この「アロサウルス」と後ろの「ユウオプロケファルス」は、見ようと思えばタダで見られます(^^)。 入館料は大人700円、大学生・高校生500円、中学生・小学生350円 開館時間は9:30〜17:00 休館日は毎週月曜日 (国民の祝日と重なるときは翌日が休館) ここまで来るのは大変ですけど、いまどきこの値段でこれだけのものは見られませんよー。オススメです。 |
走行距離:180km
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