今回の北海道マップ
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■日程:
  2003年8月12日(火)−8月16日(土)
  4泊5日(北海道内4泊)

■メンバー:
  今回はソロツーリング
  (途中、よしろうさんがちょっとだけ登場)


■マシン:
  GSX1400(北海道デビュー)
 

■コース
1日目 東京都文京区自宅発−羽田空港−ANA−釧路空港−帯広「北海道ホテル」泊
2日目 「北海道ホテル」発−狩勝峠−富良野−芦別−滝川−北竜−朱鞠内湖−美深−音威子府−浜頓別−クッチャロ湖畔キャンプ場 泊
3日目 クッチャロ湖−オホーツクライン−宗谷岬−ノシャップ岬−サロベツ原野−日本海オロロンライン−苫前−士別−比布−上川−三国峠−糠平−国設ぬかびらキャンプ場 泊
4日目 糠平湖−芽登−本別−池田−浦幌−白糠−釧路−和商市場−釧路湿原展望台−標茶−多和平−弟子屈−摩周湖−屈斜路湖−川湯温泉−弟子屈−多和平−多和平キャンプ場 泊
5日目 多和平−養老牛−清里峠−裏摩周展望台−養老牛−開陽台−中標津−中標津空港−ANK−羽田空港−自宅着

■概要:
 今年の北海道ツーリングは、いつもと趣向を変えてみました。

 まずバイクが違う(^^)。
 今年はGSX1400ではじめて北海道を走ります。
 これまでず〜っとNINJAだったので、だいぶ変わりますね。
 我がGSXはカウリングが無いため、これまでになく北海道の風を満喫できると期待しています。

 次に北海道へのアプローチ。
 今年は飛行機で北海道上陸を果たします。
 なにしろ今年も、6月からフェリーの予約を取ろうとしていたのに、予約開始日から満席(^^;)。
 フェリーが取れないのは毎年のことなので、今年はちょっと気分を変えていくことにします。

 飛行機でバイクごと北海道に行ってしまおう!

 飛行機で行く手段を知らなかったわけではありませんが、フェリーに比べたら3倍近いその運賃は、いままで大きな障壁となっていました。
 しかし、今年は休みが少ないのと、フェリーが取れてないのとで、より効率を求めた結果、飛行機で行くことにしました。
 (実際は、よしろうさんにそそのかされて…)
 ちなみに利用したのはANA スカイツーリング北海道です。
 人間とバイクの往復の航空運賃と、北海道でのホテル1泊の料金が入ったツアーです。

 そして今年はキャンプを中心にしました。
 ここ数年、健康ランドを宿にすることが多かったんですけど、健康ランドに泊まるということは必然的に大きな街に行くことになり、せっかく北海道に行ってるのに大自然を満喫していない気がしていました。
 だから今年はキャンプ!
 キャンプ道具は一式持ってるのに、持っていくのがめんどくさかったり、荷物が大きくなるのが嫌だったりで、キャンプから遠のいてましたね。
 そこで今回はキャンプ場を利用することも目的のひとつとしました。 折りしもペルセウス流星群と火星大接近の時期だったので、あわよくば夜は寝ながら天体観測でもしてやろうかと思います。

  ということで、
  2003年の北海道ツーリングへ、レッツゴー!!




1日目の移動
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1日目
8月12日(火)


11:00

東京都文京区の自宅前しゅっぱーつ!
飛行機で北海道ツーリングに行くのも初めてだし、GSXで北海道を走るのも初めてだし、おニューのシートバッグも初めて装着。 今回は初めてづくしです。

11:40

飛行機でバイクを運んでもらうためには、タンクに残っているガソリンを抜いてもらわなければなりません。
羽田空港にあるガソリンスタンドでガソリンを抜いてもらってから、羽田空港にあるANAの貨物受け付けで手続きをします。

14時発の飛行機だというのに、だいぶ早く着いてしまいました。


バイクを積むためには、まだまだいろんな儀式があります(^^)。
荷物をおろしてバッテリーのターミナルを外して、ミラーも外して…。
ぜんぶ自分でやったあと、係員さんにお渡しします。

これがバイクを載せるパレットです。
これに載せて、コンテナに詰めるんですねぇ。


パレットに載せられるGSX。
ストラップもしっかり張られ、固定されます。
GSX1400は、けっこうパレットぎりぎりの大きさで、これより大きいバイクは乗せられないかもしれません。

ハーレーとかは絶対ダメですねぇ。
あ、あとスクーターもダメだそうです。

リフトで運ばれるGSX。

コンテナに載せられるGSX。

12:50

コンテナの中もしっかりロックされます。
このコンテナの中に、緩衝材でしっかり梱包された荷物やヘルメットも入れられて、フタがされます。
1台につき1つのコンテナなんですねぇ。

さて、あとは14時の離陸までノンビリしてよっと。


17:15

羽田から釧路まで約2時間のフライト。
あっちゅーまに釧路空港到着。
貨物サイドに行ってみると、既にGSXはコンテナから下ろされてました。
私以外には2台のバイクがあり、今の飛行機には合計3台のバイクが積まれていたようです。
私のGSX以外はZZ−R1100が2台…。
人気ありますねぇ、ZZ−R。

片方のZZ−R氏は、なぜかいちいち私にZZ−Rの自慢をするので、さっさと準備して出ていきたかった(^^;)。
「1400ccって、何キロ出るんですか?」とZZ−R氏に聞かれ、「120キロくらいかな」と答えときました。
安心しなさい、アナタのZZ−Rのほうがスペックは上だから。

1泊目は帯広にある「北海道ホテル」にお世話になります。
ANAスカイツーリングでは、どこか任意のホテルに1泊しなければなりません。
ちょうど手ごろだったのが帯広にある北海道ホテルだったのですが、行ってみるとすごく高そうなホテルで(^^)、とてもキャンプ道具抱えて入るような雰囲気じゃなかったです。
なにしろ、ホテルのロータリー前で荷物を降ろして、どんな格好でフロントまで行こうか考えていると、ボーイさんが現れて、「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ」と、小汚い荷物を持ってフロントまで案内してくれました。
いやぁ、自分は客なのですから堂々としていればいいんですけど、すっかり小市民丸出しでコソコソとついて行きます。

立派なホテルですが、館内には温泉浴場があり、浴衣でもウロウロできるところが変わっています。
部屋は狭いですがキレイです。
寝ながら明日以降の予定を練っていきます。
予定といっても、北海道内のツーリングルートはそのときの天気次第で変えるので、だいたいのポイントだけなんですけどね。


本日の走行:120km
給油: 白糠にて17.6g(釧路空港周辺にガソリンスタンドが無かったため、白糠のホクレンまで走って給油)

 




2日目の移動
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2日目
8月13日(水)


8:10

北海道ホテルの朝。
キレイなホテルです。
対応も良くて満足でした。
ちょっと場違いな気もしましたが、ツアーに組み込まれているので、しょーがないのです(^^)。

さぁ、今日から本格的に北海道を走るぞー!
例年に無く荷物満載の状態。
これだけ荷物を積んでいても、走り出してしまえばGSXはまったく重さを感じない。
スバラシイ。

9:40

一気に狩勝峠へ。
すんごくいい天気!
今日は先を急ぐのでノンビリはしてられませんが、ここのドライブインはなぜか寄ってしまうんですよね。

狩勝峠から帯広平野方面を眺めます。
実は今回、根室本線の旧線跡を眺めてやろうと思ったんですけど、夏場で植物が生い茂ってることもあって、有名な大築堤の姿も見えず…。
いや、もしかしたら詳しい人が居たらわかったのかもしれないけど、当時の大築堤がどこにあったのか知らないので、さっぱりわかりませんでした。
植物が枯れた頃には見えるとのことです。
遺構・遺跡好きとしては、いつか見てみたいものです。

12:15

国道38号線を滝川に向かって走っていると、道路脇に妙なお城が(^^)。
思わずGSXを停めて撮影。
このあたりを走るのは、実は10年以上ぶりなんですけど、うーん、こんなところにお城なんてあったかなぁ??
だいたい歴史上、北海道にこういったお城は存在しないはずですからねぇ (^^)。
まぁ、それだけにインパクトはありますね。

注)徳川城というお城で、人形工房とのことです。
http://www.tokugawa-web.co.jp/

国道275号へ。
札幌から滝川のあたりまでは走ったことがあるので、今回は滝川から浜頓別までを一気に走ろうと思います。
さぁ、制覇へ向けてGO!

 特に国道275号線って特別な道ではないんですけど、昔から利用していたわりに、あまりよく知らない道なので、キチンと走ってみようかと。
 それにしても、札幌から浜頓別って、長いですねー。

13:00

北竜町のひまわりの里に行きました。
実はひまわりが満開の時期にココに来るのは初めてです。
いや〜、さすがに盛大に咲いてますなぁ(^^)。
観光客もずいぶん居て、なかなか盛況です。
レンタサイクルもあるんですね。

しばしひまわりを撮影。
どうやらひまわりの群生の中に入っていくためには、入場料が必要なようで、私は入口でウロウロしながら撮影します (^^)。
いえ、べつにケチってるわけじゃなくて、今日は国道275号線を制覇しなければならないという目標があるのです。

 ひまわりがいいカンジで咲いているので、写真の撮り甲斐があります。
 願わくばもうちょっと陽が出ているといいんですけど…。
 そういえばさっきまで快晴状態だったのに、ちょっと曇ってきたなぁ。

14:40

幌加内の道の駅「森と湖の里ほろかない」にて。
幌加内町はそばの特産地でもあり、道を走っていると、あちこちに曽Bなの蕎麦の看板やのぼりが目につきます。
お昼ご飯を食べてなかったので、山菜そばを食べました。
おいしかったです。

15:10

朱鞠内湖です。
人造湖独特の入り組んだ湖ですね。
それにしてもフシギな感じがします。
ちょっと神秘的。 (人が居ないからかな??)
人造湖の割に周囲の森林と調和してる感じがして、あまり違和感無いです。

朱鞠内湖の駐車場にて。
朱鞠内湖は昔から来てみたかったんですよねぇ。
北海道最大の人造湖であり、不思議な雰囲気の湖だと聞いていましたので、楽しみでした。

そうか、不思議な感じがしているのは、これだけの大きな湖なのに、売店やホテルや遊園地なんかの観光施設がほとんど無いからですね。
そういえばチミケップ湖で感じた不思議な感じと同じです。

ちょっとバイクを停めて休憩。
お盆休みだというのに、ぜんぜんクルマは走ってないし、通り過ぎる風は涼しい…。
あぁ、やはりここは北海道。

国道275をずんずん北上します。
北竜町を過ぎてからは、どんどんカントリー色が濃くなっていきますね。

路肩にある植物。
この時期、北海道にはよく見る植物です。
名前…なんていうんでしょうか(^^)。

18:00

国道275号線を制覇して、ついに浜頓別に到着!
クッチャロ湖に来ました。
夕陽…とまではいかなかったけど、夕焼けがキレイでした。

2日目の宿は「クッチャロ湖キャンプ場」です。
使用料は200円。
浜頓別のクッチャロ湖の湖畔にあるキャンプ場です。
クッチャロ湖までは数メートルの位置にテントを設営できます。
クッチャロ湖自体には何度も来ているため、ここにキャンプ場があってどんな状態なのかもよく知ってましたから、特に心配なことも無く利用させてもらいました。
天気がよければクッチャロ湖のスバラシイ眺めと、夕陽が拝めたのでしょうが、ちょっとうすぐもりでしたねぇ。
施設としては、駐車場脇の炊事場もトイレもキレイで使いやすいです。
私は使いませんでしたが、洗濯機も併設されてます。
キャンプ場の隣に「はまとんべつ温泉ウィング」という温泉施設があって、500円で利用することができます。
テント設営の後に利用してみましたが、キレイで展望も良くて気持ちよかったです。
キャンプサイトには立派なテーブルがあって、地べたで調理するよりよっぽど豪華な気分に浸れます(^^)。
バイクにキャンプ用テーブルとかは積んで行けませんからねぇ…。
(気合の入った人は積んでいくんでしょうけど)
景色もいいし、静かだし、市街地も近いので買出しもしやすいし、なかなか便利で良いキャンプ場ですね。

 

本日の走行:440km
給油:富良野にて10.5g(白糠から217km、燃費は20.7km/g)
    美深にて9.8g(富良野から219.3km、燃費は22.4km/g!)
GSX1400のツーリング時の燃費って、かなりいいかも。

 



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