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4:30 尾岱沼青少年旅行村(ふれあいキャンプ場)
尾岱沼キャンプ場の朝。
野付湾に朝日が映える。
とても厳かな朝…のハズが、実はカラスが喧しくて起こされたのだ。
無数のカラスがテントの周りに降りてきてギャーギャー騒ぐため、まったく迷惑である。
キャンプ場の残飯などが目当てなんだろうけど、なぜこんなに集まっているんだろうか?
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とりあえず、テントの周りに残飯が無いか確認して、再び寝た。
…なんとか5:30くらいまで寝る。
まぁ、今日も早起きしなければならなかったので、結果的には寝坊しなくて良かったんだけど、カラスに起こされるのはイヤだなぁ。
周りのテントの人たちも、よくまぁ寝てられるもんだと思う。
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6:00 オホーツク海沿岸を北上
いつもはけして起きない時間にテントを撤収して出発。
なにしろ今日は一大イベントが待っているのだ。
知床半島も見えてきた。
本来は右手に国後島が見えるハズだけど、今朝は見えていない。
でも空の様子を見てみると、これから天気は良くなりそうだ。
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7:10 知床峠
知床峠は霧の中。
やはり早朝は霧がかかってるなぁ。
知床は今年の7月14日に、世界自然遺産に登録されました。
今年北海道に行くなら、やはり知床が旬でしょう。
世界遺産になってしまうと、規制がかかったり、行けなくなってしまうような場所が増えてしまうのではないかと思うのです。
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7:45 知床自然センター
今日はこれから「カムイワッカ湯の滝」に行くのです。
「カムイワッカ湯の滝」は、現在はマイカーで行くことができないため、この「知床自然センター」からシャトルバスに乗って行きます。
弟は以前にカムイワッカ湯の滝までバイクで行ったことがあるらしいのですが、私は今回が初めてです。
それにしても、早朝というのにこのクルマと人の数はなんだー!
恐るべし、世界遺産効果。
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8:00 斜里バスのシャトルバスの中
カムイワッカ湯の滝に行くには、20分おきに出ているバスに乗ります。
「知床自然センター」〜「知床大橋」間、往復 1,180円です。
ご覧の通り、8:00だというのに満席。
このあと、補助席も使って、満員御礼となったバスはカムイワッカに向かいます。
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8:45 カムイワッカ湯の滝 バス停着
まさか満員の観光バスで、カムイワッカ湯の滝に行くとは思わなかった。
バスは未舗装路を45分走って、カムイワッカ湯の滝のバス停に到着。
ここまでの道のりは未舗装路なのですが、フラットダートなので、乗り心地は意外と悪くないです。
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いよいよカムイワッカ湯の滝にアタック!
このバス停の脇も既にカムイワッカ川なんだけど、弟の話だと、カムイワッカ湯の滝のクライマックスは、かなり上流とのこと。
既に川の水は温かいので、この上流はかなり温かいのだろう。
カムイワッカ湯の滝に行くためには、このカムイワッカ川に沿って上流に上っていくのではなく、川の流れの中をズブズブと進んでいくのだ。
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こんな感じで、みんな上流を目指す。
周りの人は、スニーカーだったりビーチサンダルだったり、長靴(!)だったりする。
最もカムイワッカの川登りに適しているのはワラジのようだが、私はスポーツサンダルを履いている。
弟はサーフィン用のシューズらしきものを履いて、万全の装備だ。
カムイワッカ川は、ほとんど岩場で、岩の上を流れる水に逆らって上っていく。
不思議なことに、水(お湯)が流れていない部分の岩はツルツル滑ってほとんどグリップしないんだけど、水が流れている部分はしっかりグリップ感があって、滑らない。
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9:15
何度も転びそうになりながら、大き目の湯の滝まで来た。
この上流にもまだいくつか湯の滝があるとのことだが、私の体力とスポーツサンダルではここまでが限界と判断した。
(いや、ここまでもヒヤヒヤだったが)
弟は、この滝を登ってさらに上流の滝まで行ったので、私はここの滝つぼで入浴して待つ。
お湯は少しぬるいくらいで、長いこと入るのにはちょうど良いくらいの湯加減。
…しかし、ガンガン観光客は来るし、入浴している間も頭上から小石が落ちてくるような感じで、あまりゆったりと入っていられない。
大学生くらいの女の子がビキニで入ってきたりするので、悪いことばかりでもないのだが…。
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10:20
弟が上流から帰ってきたので、合流して帰路につく。
この時間になると、カムイワッカ川は観光客でごった返している。
ところどころにある川登りの難所では、これから湯の滝まで上ろうという人と、湯の滝から下ってきた人が交差し、大渋滞がおきている。
この時間に登り始めた人は、上っていくのは大変だろうなぁ。
こんなに観光客が来てしまうのでは、「秘境」という感じはまるで無いですね。
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10:50 斜里バスの中
帰りも再びシャトルバスに乗って、知床自然センターまで戻る。
途中、断崖絶壁を走るんだけど、車窓から見るオホーツク海がとてもキレイなのだ。
世界遺産はダテじゃないっ。
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12:30 斜里の海
カムイワッカを後にして、目指すは…。
実は今日はオホーツク海沿いを北上して、浜頓別のクッチャロ湖畔キャンプ場を目指そうとしていたんだけど、あまりにも天気が良いので、先に進んでしまうのがもったいない感じがする。
とりあえず昼食を食べてから、これからの行き先を考えよう。
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13:00 斜里から清里町へ。
斜里から弟子屈方面を望むと、やはりとても良い天気だったので、道北方面に行くより道東に留まる気持ちが大きくなってきた。
ということで、斜里から弟子屈方面に進路変更。
途中、緑濃い牧草地でクルマを止めて写真撮影。
遥か先の雲まで、ゆっくりと空を流れていく。
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13:30 清里町 手打ちそば処寺島の新宿カレー
当面、裏摩周方面に向かおうと決めた我々は、とにかく何か食べようということになり、清里町で食堂探し。
比較的わかりやすいところに、「手打ちそば処 寺島」さんはあった。
カレーと蕎麦のセットを注文する。
メニューには「新宿カレー」とある。
ハテ?清里町で新宿カレーとな?
店員さんに聞いてみると、店長さんの友人が新宿でカレー屋さんをやっているそうで、そのレシピを教えてもらってアレンジしたカレーだそうだ。
ふむ、普通に美味い。
←たぶんこのへん(ちと曖昧)
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14:10 神の子池
清里方面から裏摩周展望台方面に向かうと、ほぼ必ず立ち寄ってしまう神の子池。
以前は池の水の透明度と青さに感動したものだった。
ここはオンネトーと並んで、その自然破壊具合に毎回幻滅しているんだけど、今回もある意味「怖いもの見たさ」で覗いてみることにした。
我々が到着した直後に大型観光バスが入ってきて、いきなり幻滅したが…。
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うむ、それでも雰囲気は保たれている。
水深が6mもあるとは思えないくらい、透明度が高くてキレイな池だ。
しかし、なんとなく水中の倒木の数が増えているような気がする。
水中のオショロコマも、以前はこんなにたくさんいなかったような気もするけど、考えすぎだろうか?
池の中にコインとか投げ込まれているんじゃないだろうかとヒヤヒヤしたけど、どうやら見当たらなかった。
(以前、ときどき投げ込まれたコインを拾い上げる作業が行われていると聞いたことはあるけどね)
まぁ、こうしてHPで何度も紹介しちゃっている自分もいけないのかなぁ、なんて思ったりします。
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14:40 裏摩周展望台
いい天気だぞう!
ここから見る斜里方面は、原生林が連なっていて国内ではなかなか見られない風景です。
裏摩周展望台も、来るたびにキレイに整備されていく感じがします。
今や立派な観光名所ですね。
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摩周湖はやはり今回も晴れている。
中央のカムイシュも良く見えている。
カムイシュは、湖面から23mも突出しているらしい。
そんなに大きくは見えないんだけどねぇ。
カムイシュは湖に浮いているわけではないから、あの下には湖底からニョキニョキと山が突き出ていることになる。
水が無くなった摩周湖を想像すると、なかなか楽しい。
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15;30 川湯「くりーむ童話」
ひさしぶりに「くりーむ童話」に来てみた。
けっこう気温も上がっていたので、暑い。
こんなときはアイスクリームに限りますな。
今回は欲張って、イチゴとチョコとミルクのトリプル(360円)をオーダー。
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16:00 屈斜路湖畔 砂湯
砂湯には観光客がいっぱい。
湖畔の湯船もたくさんできていました。
ここはいつも賑わっている感じがしますね。
今日は屈斜路湖でキャンプしようと思いますが、砂湯キャンプ場は人がたくさん居るので、ちょっとパス。
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16:20 釧路川の起点
釧路川は屈斜路湖から流れ出して、約150km先の太平洋まで流れていきます。
屈斜路湖からたくさんの水量が流れていきますが、つまりはこれだけの水が屈斜路湖に流れ込んでいるということですね。
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ここには釣りをしている人が何人か居ました。
水がきれいなので、魚がどこに居るのかすぐにわかります。
それでもなかなか釣れないですね(^^)。
これだけの水量がゆったり流れていっているのを見ると、カヌーで下って行きたくなります。
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17:30 和琴半島湖畔キャンプ場
今日の宿営地は「和琴半島湖畔キャンプ場」です。
屈斜路湖の湖面とほぼ同じ高さにテントを張れるので、テントからの眺めはとてもヨロシイ。
実はここでキャンプするのが夢だったのだ。
和琴半島には、「和琴半島湖畔キャンプ場」と「和琴半島公共キャンプ場」の2つのキャンプ場が隣り合わせにあります。
湖畔にテントを設営できるのは湖畔キャンプ場のほうです。
今回の宿泊費は600円でしたが、季節や設営するものによって金額は違うのかも。(タープとかも別料金でした)
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18:40 屈斜路湖半で夕食
今日の夕食は、コンソメ味の野菜とソーセージのごった煮とゴハン。
なにしろズボラなのでシンプルな料理しか作らないんだけど、こういうのが一番美味い気がする。
陽が落ちる湖面を眺めながら食べる夕食は最高だ。
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本日の走行:241km
(知床自然センター〜カムイワッカ間の往復約36kmを除く)
今日はカムイワッカ湯の滝へ行ったこともあり、走行距離は控えめ。
昨日までは、今日の行く先を浜頓別にしていたんだけど、1日ぶんのスケジュールをずらして、明日浜頓別まで行くことにした。
明日は最北端まで行く予定。
そしてひさしぶりの、あの民宿に立ち寄る予定なのだ。
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