4日目のマップ
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4日目
8月18日(木)

4日目 「和琴半島湖畔キャンプ場」発−美幌峠−網走湖−サロマ湖−民宿「シバヤ」−紋別−枝幸−浜頓別−豊富−宗谷岬−浜頓別−「クッチャロ湖畔キャンプ場」 泊

 7:20 JR美幌駅

 早朝の和琴半島を発った我々は、美幌峠を越えて美幌市街地へ。
 ちょっと美幌駅に寄ってみたくて、駅のロータリーに行く。
 たいした意味は無いんだけど、以前仕事で北見に出張をしたとき、美幌駅に寄ったことを思い出したのだ。

 美幌峠は濃霧で、クルマの前5mくらいしか見えない状態。
 当然、峠からの屈斜路湖の眺めは期待できず。

 今回知ったんですが、美幌峠のレストハウスは、道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」になっていたんですね。

 詳しくは「北の道の駅」をご参照アレ。

 7:45 網走湖畔

 美幌からは一路サロマ湖を目指して行く。
 カーナビの行き先にサロマ湖を設定して、案内されるままに走ってきたら、いつのまにか網走湖の北岸を走っていた。

 呼人半島側から見ると、あまり大きさを感じなかったんだけど、北岸から見る網走湖は、かなり大きいと感じる。

 網走湖は汽水湖なんですね。
 満潮時には網走川から海水が入ってくるそうです。

 
 9:00 サロマ湖 「民宿シバヤ」

 久しぶりに訪れました、民宿シバヤ。
 もう、サロマ湖といえば民宿シバヤでしょう(^^)。
 今回は宿泊するわけではないのですが、弟がオバチャンにお土産を持ってきていたので、自宅を出発する前から立ち寄ることは決めていました。

 オバチャンは相変わらず元気でした。
 突然訪れたというのに、塩茹でしたシマエビと麦茶を出してくれました。
 今年のサロマ湖は、例年の半分くらいしか観光客がいないんじゃないかということで、寂しがっていました。
 世界遺産登録で盛り上がる知床に、観光客を取られてしまったんですかねぇ。
 …やっぱり泊まってあげれば良かったかな〜。
 

 10:20 紋別港 カニのツメ

 シバヤに後ろ髪引かれつつ、最北端宗谷岬を目指します。
 紋別港に寄り道。
 こちらも久しぶりのカニのツメです。
 紋別港といえば、この巨大オブジェですね。
 ずいぶん前のツーリングでも訪れています。

 作り直したのか、それとも色を塗りなおしたのか?ちょっと以前と感じが違うような気がします。

 私はこのカニのツメより、巨大なシャケを楽しみにしていたんですが、どうも見当たりません。
 壊れちゃったんですかねぇ。

 

 シャケは見当たらなかったけど、ホタテを見つけました。
 カニのツメの隣に置いてあったんだけど、弟に言われるまで気づきませんでした。
 地味だなぁ。

 流氷祭りのときは、流氷の上に載せられていたりするらしいので、いっぺんくらい流氷祭りに来てみたいもんです。

 …で、奥のピラミッドみたいなものはナニ?
 11:00 渚滑橋(渚滑川):しょなめりばし

 走っていてふと、そろそろ鮭鱒が遡上しているのではと考えた。
 早速手ごろな川を見つけた我々は、クルマを停めて川の状況を眺めに行く。

 すると、おそらく鱒ではないかと思うんだけど、大量の魚が川を泳いでいる。
 遡上しているというより、回遊しているといった感じだが、こんな浅い川にたくさんの魚が泳いでいるのを見るのは感動的だ。
 背ビレが水面から出てしまうくらい浅いのである。

 これから上流を目指していくんでしょうかねぇ。
 

 11:30 興部(おこっぺ)町 「石橋水産」

 弟が漁港近くでカニを買い付けるというので、興部をウロウロして「石橋水産」を見つけました。
 HPはコチラ

 カニを販売する店舗ではなく、加工業者さんですね。
 直接販売もしているようで、のぼりも出ていました。

 弟はカニを選んで、宅急便で送っています。
 私はお土産にカニというのはあまり良しとしないので、横で見ているだけでした。
 カニとかは高価の割りに、冷凍にしてしまうと味が半減してしまうようで、お土産にはちょっと…。

 

 石橋水産さんの建物の脇には、大量のホタテの貝殻が山のようになっていました。
 ものすごいカルシウム量だ(^^)。
 オホーツク海沿いには、こんなホタテ貝の貝殻の山をときどき見かけます。
 何かに活用できないものでしょうか?

 …と思ったら、こんなページを見つけました。
 ホタテ屋サトウさんの「環境保全」
 これからのホタテの貝殻の利用法に期待です。

 13:00 枝幸(えさし) 「浮世食堂」

 どんどん北へ走っていくと、そろそろ空腹になってきた。
 弟が枝幸に美味いカニチャーハンのお店があるとのことで、枝幸まで来てみた。

 「浮世食堂」は枝幸の市街地にある。
 もう50年以上も食堂をやっているそうだ。
 本来、こちらのオススメはラーメンらしいのだが、弟の進めに従い、カニチャーハンを注文する。

 ←たぶんこのへん(イマイチ自信なし)

 浮世食堂の特製カニチャーハン(950円)

 カニのツメがチャーハンの上に載っているからカニチャーハンと思うなかれ、チャーハンの中にほぐしたカニが盛り込まれていて美味い!
 通常の大盛りくらいはありそうな量にも満足です。

 こんど行くときは、評判のラーメンも食べてみたいです。

 14:00 神威岬

 「神威」ってカッコいい漢字ですよねぇ。
 神威岬は昨年のツーリングでも立ち寄ったんですが、今回は灯台を散策します。

 神威岬の灯台前には、鉄道の跡らしきものが残っています。
 ここには「興浜北線」(こうひんほくせん)が通っていたそうで1985年に廃線となっています。
 「興浜北線」は、先ほど昼食を食べた枝幸とこれから向かう浜頓別の間を結んでいたとのことです。

 

 灯台からのオホーツク海の眺め

 こんな景色の良いところを、鉄道が通っていたんですねぇ。
 「興浜北線」、一度は乗ってみたかったなぁ。
 今はトンネルができてしまったので、この岬まで来る人はあまり居ないのかもしれませんが、昔は車も鉄道も、この岬をぐるっと巡っていたんですよね。

 16:20 宗谷丘陵

 宗谷岬の南側に広がる宗谷丘陵です。
 宗谷丘陵の真ん中を、道道889号線が南北に伸びています。
 この道路はまだまだ舗装途中のようですが、だいぶ舗装が進んでいます。
 交通量が少なくて、快適な道路です。

 この宗谷丘陵には、風力発電装置が設置されています。
 平成18年2月稼動開始ということなので、こちらも完成まではもう少しかかりそうです。

 ちなみに宗谷丘陵は北海道遺産に登録されています。
 

 16:40 ゲストハウス「アルメリア」にて宗谷黒牛購入

 宗谷丘陵には「宗谷黒牛」という牛が放牧されています。
 昨年は牛を眺めるだけでしたが、今年は今夜の夕食のために宗谷黒牛を購入します。
 焼肉用のロースとカルビを購入。

 17:00 宗谷岬

 日本最北端、毎度の宗谷岬である。
 今回は天気がイマイチで、サハリンは見えなかったが、気温が21℃もあって暖かくて良かった。
 確かにここは日本最北端なんだけど、毎年のように来ていると、あまり最果てという実感が無い。
 けっこう賑やかなこともあり、北の端という感じがしないのだ。

 去年、ここからサハリンを眺めて、サハリンに渡ってみたいと思ったのだが、もう1年経ってしまった。
 いつ実行できることやら…。
 

 18:30 浜頓別 クッチャロ湖畔キャンプ場

 最北端にタッチした後、オホーツク海沿いを南下して、浜頓別までやってきました。
 お気に入りのクッチャロ湖畔キャンプ場に野営するためです。

 けっこう空いている。
 クッチャロ湖の湖面近くにテントを張る。(1張り200円)
 テント設営後、はまとんべつ温泉「ウイング」で風呂に入る。
 (500円ナリ)
 やはりココは快適で良い。
 

 21:00 クッチャロ湖畔でいただく宗谷黒毛牛

 野菜を切り、ご飯を炊き、炭をおこし、蚊取り線香を焚き(^^)、準備万端。
 いよいよ宗谷岬で買ってきた「宗谷黒牛」をいただくことにする。

 ウマイ!

 さすがだ、黒牛。
 口の中で溶けるよう。
 600g買ってきた肉が、あっという間に無くなる。
 クッチャロ湖と星空と宗谷黒牛、なんて贅沢なんだ。
本日の走行:484km

今日は朝から日没まで走ったので、距離が伸びた。
距離はあっても、クルマだと交代で運転できるので、苦になりませんね。
それにしても「宗谷黒牛」、美味かったです。
今年のツーリングも後半戦突入。
明日は富良野方面へ南下します。

 


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