6日目の北海道マップ
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6日目
8月15日(日)

 今年の北海道ツーリング最後の宿は、よしろうさんの指定で比布のライダーハウス「ブンブンハウス」です。
 すっかりよしろうさんのお気に入りですね。
 

比布の朝。
炊事場の傍らに自生している草花を撮影。

「ブンブンハウス」はJR比布駅に隣接しているため、炊事場からは比布駅のホームが見えますし、当然汽車が来れば車窓越しに乗客の顔まで見れます(^^)。

 朝食の準備をするよしろうさん。
 「ブンブンハウス」は炊事場もとても充実しています。
 炭と肉さえ用意すれば焼肉の炭火焼も出来ますよ。
 出発する前には、感謝をこめて掃除します。

 N村氏と記念撮影。
 なんと今年もN村氏にお会いすることができました。
 N村氏のトレードマークだったミニキャブが見当たらなかったので、今年はお会いできないかと思っていましたが、新車に代わっていました(^^)。
 N村氏曰く、昨年壊れてしまったとのことで、残念!
 
 しかしご本人に今回もお会いすることが出来て良かったです。
 これだから北海道ツーリングは面白い(^^)。

 8:10 ブンブンハウス出発。

 ツーリストたちは1台、また1台とブンブンハウスを後にしていきます。
 天気が良いので、ほとんどの宿泊者は既に出発してしまいました。
 私とよしろうさんはのんびりしています。
 今日は北海道での最終日で、あとは夕方までに苫小牧に着けば良いだけですから。
 

 9:30 美瑛 「北西の丘展望公園」

 比布からまっすぐ苫小牧に向かうのもつまらないかと思い、美瑛の丘陵地帯に寄ってみました。

 しかし天気はいいんですけど、走っていて気合が入らないというか…、もう帰路だからですかねぇ。
 それとも、美瑛も富良野も見飽きていて、魂を揺さぶるものが無いのでしょうか…。

 駐車場はクルマでいっぱい。
 観光バスも次から次へ入ってきます。

 よしろうさんも、美瑛のキレイな波状丘陵地帯を走っていてもつまらない様子。
 いやぁ、やはり「観光地」となっているところは興味が薄いです(^^;)。

 10:30 上富良野 「土の館」

 道中、どうも帰るために走っている気がして、あまりにも気乗りのしない我々ですが、富良野で昼食でも食べようと美瑛を後にします。
 うーむ、せっかくの富良野なのに、こんなにチンタラ走っていていいのだろうか…。
 よし、ココでちょっとよしろうさんにも目を覚ましていただこう(^^)。
 上富良野で、以前にも立ち寄ったことのある「土の館」に寄ることにします。

 ここに寄ったのは正解。
 私もよしろうさんも、無類の「メカ好き」で、古ければ古いほど心躍るという特異体質であるため、「土の館」のトラクター博物館はとーっても楽しいです。

 いやぁ、北海道の農業と農耕機械をすっかり満喫した(^^)。
 我々以外にも観光客はときどき来るのですが、ほとんどの人が10分もしないで居なくなります。
 1時間以上居ても飽きない我々はおかしいんでしょうかねぇ。

 15:00 平取町 お食事の店「黒田」

 富良野駅前の「唯我独尊」でカレーを食べようかと思っていたのですが、店の外に溢れるほど行列ができていたので、行列嫌いの我々はカレーをあきらめて富良野をあとにします。

 さて、富良野を出てからというもの、進行方向上空にある真っ黒な雲を眺めながらの走行が続きました。

 今日の予報は「午後から雨」。

 可能であれば苫小牧まで雨に降られずに行きたいと思っていましたが、願いかなわず。

 ものすごいスコールと、雹(ヒョウと読む。通常この時期は降らないと思う。)に襲われた私とよしろうさんは、たまらず食堂へ逃げ込む(^^;)。

 雨を避けて避けて走ってきたのに、ついに大雨とは…。
 それにしても、緊急退避した場所に食堂があるなんて、グッドタイミング(^^)。ツキはまだある。

 よしろうさんも私も昼食を食べていなかったので、そろそろゴハンにしようと思っていたところでもありました。
 富良野で食べられなかったので、2人ともカツカレーを注文します。

 食事が終わって外に出てみると、雨は止んで日が差しています。
 なんちゅー気まぐれな天気だろうか。

 食堂で飼われているワンコも、嬉しいのか驚いているのか、庭をウロウロしています。

 本日の走行:約250km

 北海道内の写真は以上です。
 このあと、時々降る雨のなかを苫小牧まで走り、トーリクさんのバイクパレットサイトにバイクを預けてタクシーで新千歳空港へ。
 奇しくも帰りの飛行機はよしろうさんと同じ(^^)。
 空港内で軽く打ち上げをして帰路につきます。

 今年の北海道ツーリング、最後に雨にやられましたが、全体を通して天気も良かったし暖かくて良かったです。
 天気が良かったから言えるのかもしれませんが、やっぱキャンプっていいです。
 寝るときは自分の背中のすぐ下が地面なので、「北海道の上に寝ている」っていう感じがしていいですよ(^^)。
 それに、キャンプ場に4泊した宿泊代の合計がなんと550円(!)
 (上士幌:無料、多和平:350円、クッチャロ湖:200円、みさき台公園:無料)
 ブンブンハウスの300円を足しても850円にしかなりません。
 これで楽しめちゃうんですから、なんてリーズナブルなんだ!北海道!!
 もっとも、飛行機代とかバイクの輸送代とかの合計を考えると、ハワイやグアムに遊びに行くほうが遥かにリーズナブルですが。

 さて、今回のツーリングの目標ですが、すっかりリフレッシュできて「目標達成!」です。
 ありがとう北海道、ありがとうGSX、そして北の大地のすべてのものに感謝を!


アフター・ツーリング
8月22日(日)


 電車とバスを乗り継いで、トーリクさんまでGSXを引き取りに行きます。
 この儀式が終わらなければ、北海道ツーリングは終わりませんからねぇ。
 よしろうさんも一緒にNINJAを引き取りに行きます。

 おまたせー、GSX!
 一週間ぶり(^^)。

 あたりまえですが、荷物もまだ北海道を走っていたときのままです。
 (うぅ、洗濯物がたくさんあるなぁ。)
 テントやシェラフも干さないといけないし、まだやることはいっぱいあります。

 実はよしろうさんのNINJAはクラッチホースにエアが混入してしまったようで、クラッチがうまく切れませんでした。
 なので、ブレーキフルードとエア抜き用の機材を持っていき、トーリクさんの駐車場でエア抜き作業を実施。

 どうやら調子を取り戻せて、無事帰れたようです。
 NINJAも良く走りました。

 無事、帰着しました。
 このあと荷物をぜんぶ降ろして、洗車場へ。
 バイクに付いた汚れや虫(^^)を洗い流します。
 おつかれさまでした。
 
 洗車してて気づいたんですが、リヤタイヤがツルツルでした。
 いや、よく見るとフロントも…。
 GSX1400を購入して約2年で12,000キロ走りましたが、もうタイヤは交換しないといけないのかー。
 (ちなみに、NINJAは20,000キロでスリップサインでした)

 本日の走行:約10km
 給油: 自宅近所にて11.7g(当麻の給油所から262.7km、燃費は22.45km/g)

 総走行距離:2145.4km(トリップメーターベース)
 総給油量:97.81g
 総燃費:21.93km/g

 うーむ、今年は去年の倍くらいの荷物を持って行っているのに、去年より燃費が良い(^^)。
 北海道では、一度走り出してしまうとほとんど停まらないので、重たいほうが慣性が働いていいのかも。
 (ま…まさかビキニカウルの風防効果…ってことはないよね)

 GSX1400について、あらためて思うけど、疲れないバイクです。
 ツーリングの道具として、とても優秀です。
 やはり排気量が大きいというのは、ラクチンですねぇ。
 しかしその反面、乗っていることのワクワク感とか、心躍る感情とかには少し欠けると思います。
 旅には時として安心感よりもワクワク・ドキドキがあったほうが、楽しいものなんですよねぇ。
 まぁ、無いものねだりかもしれません(^^)。



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