3日目 | 小樽港−岩見沢−上砂川−歌志内−美瑛−富良野−麓郷−南富良野−鹿追−糠平湖−ナイタイ高原−「上士幌航空公園キャンプ場」泊 |
4:30 小樽港接岸 早朝の小樽港です。 まもなく接岸です。 徒歩乗船客用の通路が、フェリーと接続するべく迫ってきます。 いいんですよねー、この雰囲気。 「北海道と接続する」っていうこの瞬間が。 バイクの下船はトラック・自動車の後なので、接岸後もしばらくは外を眺めています。 |
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早朝の小樽港の風景 トレーラーがたくさん並んでいます。 天気はイマイチっぽいですが、雨でなければOK。 小樽港も久しぶりだなぁ。 私のツーリングでは、こんなに早朝に走り出すのはフェリーを降りたときくらいですから、貴重な時間です。 |
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5:00 フェリー「ゆうかり」の車両甲板 さすがにお盆休みの時期だと、バイクも多いなぁ。 大型バイクが多いこと多いこと。 それにハーレーが多いですね。 多種多様なバイクが下船のためにパッキングをしています。 ふと思うんだけど、最近はめっきり2ストロークのバイクを見なくなりましたね。 まぁ、今となっては2ストロークは生産していないので、当たり前なのかもしれないですけど。 フェリーの車両甲板で、白煙を吹きながら暖機している姿を見なくなりました。 居れば居たで、臭いし煙いし、嫌なんでしょうけど、なんとなく居ないと寂しい。 |
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7:00 岩見沢「駒沢看護保育福祉専門学校」 このツーリング日記内には何回か登場している観音像です。 ここは私の通った学校があったところで、今は「駒沢看護保育福祉専門学校」という別の学校になっています。 校舎の色も変わってしまっていますが、この観音像だけは当時のままです。 なぜかわからないけど、今年はココに来たら、しんみりしてしまいました。 もう、あれから20年も経つんですね。 VFR400Zに乗った自分が、ここには居たんです。 |
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7:15 JR岩見沢駅 岩見沢駅は2000年12月に焼失してしまい、今はまだ新しい駅舎を建設中で、仮設の駅舎になっています。 来年に新装オープンのようですね。 それにしても、周囲を含め、私が住んでいたころの面影はほとんどありません。 |
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駅側から駅前の交差点を見たところ。 商店街は昔の雰囲気が残ってはいますが、色も塗り替えられてすっかりキレイになっているので、自分の記憶している岩見沢駅前とはまったく別モノです。 当時、大学の入学式前に、新千歳空港から電車を乗り継いでここに降り立ったときは、吹雪の中でした。 駅を出たとき、この交差点まで見えないくらい吹雪いていたので、トンデモナイところに来てしまったと思ったものでした。 |
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8:30 悲別駅(上砂川駅) 函館本線(旧上砂川支線)の終点、上砂川駅です。 上砂川支線は1994年に廃線になり、今は観光用に駅舎が残っているだけです。 1984年に放送された「昨日、悲別で」(倉本聰脚本演出)というドラマの撮影地で、ドラマでは「悲別駅」として登場します。 そのため、駅舎には「悲別駅」の標識もありますね。 ドラマ自体は再放送で見たのですが、本放送は1984年なので、私は中学生ですな。 |
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悲別駅から見える炭鉱跡 正式には「三井砂川炭鉱中央立杭櫓」というそうです。 1987年の三井砂川炭鉱閉山時まで使用されていたそうです。私が大学に入学した頃だったので、そのときのニュースはなんとなく覚えています。 閉山後はこの廃坑を利用して、地下無重力実験センターが使用していたそうです。(2003年廃止) 現在は街のランドマーク的建物として維持されているそうです。 |
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8:50 悲別ロマン座 「昨日、悲別で」つながりで、ロマン座にも立ち寄ります。 まぁ、いつものことですな。 初めて来たとき、存続維持されていることに驚きましたが、2006年時点でもまだ存在しているというのがスゴイ。 お盆休みでも、まったく人の気配が無いところもヨイ(^^)。 以前は喫茶店のようなこともやっていたのですが、今では閉鎖されています。 |
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この場所での撮影は、私個人にとっては「お約束」なので、今回も撮影する。 年月を経るというのは恐ろしいもので、私もすっかりオッサンである。 下の画像が過去の姿…。 この看板は、何回か書き直されていますね。 今年は新品みたいにキレイでしたから、ロマン座が大事にされているということでしょう。 |
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←ちなみに19歳当時。 …ノスタルジックだなぁ。 |
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ここで今回の装備を紹介。 毎度の満載状態であります。 タンクの上にはタンクバッグ、リアシートの上にはタナックスのフィールドシートバッグ、そしてその後ろにGIVIのトップケースと、1週間程度のツーリングには必要にしてじゅうぶんですね。 シートバッグの上には3人用のテントとグランドシートも積んでいます。 サイドパニアも欲しいのですが、横幅が増えるとすり抜けがしづらいような気がして、機動性が失われる気がしているので、付けていません。 (正直には、金銭的な面が強い) |
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10:10 美瑛のとある丘の上 美瑛までやってきました。 今日は上士幌の航空公園でキャンプをする予定なので、ホントは帯広方面に向かわなければならないのですが、天気が良いのですっかり寄り道モードに突入。 富良野から美瑛にかけては、ホントに絵になる景色が多いです。 どこで撮影しても良い感じがします。 こんな農道の途中でも(^^)。 |
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11:10 中富良野から麓郷へ。 今回は麓郷は通過するだけと決めていました。 毎年毎年巡礼のように立ち寄っていますから、たまには通過したっていいでしょう。 (それでも、わざわざ通過しているところが、未練タラタラな気もする) 麓郷も景色は最高です。 バイクで走るとウキウキしますよ。 なんでGSX1400ばかり撮影しているかというと、来年の年賀状用なんですね(^^)。 実は美瑛から富良野・麓郷にかけて、30枚くらい撮影しています。 |
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こんな感じで。 天気がいいと、景色もバイクも良く映えます。 ときどき、同じように道端にバイクを止めて撮影している人を見かけます。 走って良し、撮って良しですね。 |
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11:30 老節布あたり だんだん帯広に向かっていっているんですけどね。 良い景色があると、思わずバイクを止めて撮影しちゃいます。 気に入らない画像や、失敗した画像はその場で消してしまえばいいので、デジカメって便利です。 |
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12:00 とある橋 のどかな風景ばかりで飽きてくるので、ちょっと変化のある画像を。 サテ問題です、ココはどこでしょう? 北海道を隅々まで走っている人は、けっこうわかったりして。 |
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鹿越大橋 正解は、南富良野のかなやま湖にかかる「鹿越大橋」です。 かなやま湖の湖畔道路を走っていると、この黄緑色の橋がどうしても目に入るんです。 ついつい、渡っちゃうんですよね。 |
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12:15 南富良野「にわとり牧場」 ツーリングマップに情報が載っていたので、行ってみることに。 ここのオムライスは絶品だそうで、自称北海道グルメハンターの私は、行かねばなるまい。 到着するや否や、駐車場が未舗装だったので、GSXの取り回しにちょっと手こずった。 駐車場からレストランまでは「にわとり牧場」のイメージそのまま、ニワトリが放し飼いにされていて、そこかしこにニワトリの姿が見える。 |
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放し飼いにされているニワトリくんです。 卵を産むのだから、「ニワトリさん」ですかね。 駐車場のクルマの数を見て、もしやと思っていましたが、レストランは満員御礼で、店の外に待ち行列ができていました。 待ち時間を聞いてみると、40〜50分は待つとのこと。 うーむ、さすがお盆休みである。 グルメハンターは時間に追われているので、別の店を探すことにした。 ニワトリさんさようなら。 ※2007年秋にレストランは止めてしまったそうです。残念 |
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12:25 JR幾寅駅(幌舞駅) 今年、麓郷は素通りしましたが、幾寅には寄ってしまいました。 最近の巡礼はこちらかな(^^)。 まぁ、昼食を取りたかったので、ついでに立ち寄りました。 幾寅駅の周りには、いくつか食堂があるので、グルメハンターのセンサーに反応するお店を探します。 |
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12:30 レストラン「なんぷてい」 幾寅駅から徒歩数秒のところに、「なんぷてい」さんがあります。 (南富良野だから「なんぷ」なんだろうなぁ) ここの「なんぷカレー」はイベント性が高いとのことなので、チャレンジすることに。 ←ご覧の通り、アツアツの鉄板の上にゴハンと牛ステーキとジャガイモニンジンピーマンがっ!そこにカレーをかけて食べるのデス。 一人スタンディングオベーションである。 味もなかなかヨイ。 ぜひまた食べに来たいメニューですね。 なんぷてい→http://www9.ocn.ne.jp/~nanputei/ |
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12:55 給油 (ホクレン南富良野給油所) 新潟の給油から297.5 q。 給油:13.82 g 燃費:21.52 q/g 南富良野の交差点近くのホクレンで給油。 GSXもお腹いっぱいにしたところで、帯広へ向かいます。 |
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14:10 扇ヶ原展望台 狩勝峠を越え、新得から鹿追を経由して北上し、然別湖方面へ。 いつものコースです。 このコースは路面の良いワインディングと絶景の扇ヶ原展望台があるので、好きなんです。 展望台からは、見通しの良いときは陸上自衛隊鹿追駐屯地が手前に見え、遠く帯広の街並みも眺めることが出来ます。 |
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展望台の駐車場にキタキツネがいました。 よく慣れている様子で、他の観光客からお菓子とかを貰っていました。 1匹がエサを貰うと、どこからか2匹ほど現れて、エサをねだっています。 観光客からエサを貰っているキタキツネは、肉付きも良いし毛並みも良いです。 いや、ホントは野生動物にはエサをあげてはイケナイのですが…。 |
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14:50 糠平湖畔 然別湖から糠平湖にかけては狭いクネクネ道で、クルマだと対向車とすれ違うのに気を使いますが、バイクだからあまり気にならないです。 糠平湖も人造湖なのですが、ココもキレイな湖です。 相変わらず静かですねぇ。 人の気配が無い。 |
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15:10 上士幌町鉄道資料館 旧国鉄士幌線の糠平駅跡にある鉄道資料館です。 これまで、この建物の前まで来ることはあっても、いつも閉館していたため、中に入ったことはありませんでした。 今回は開館していたので、もちろん見学します。 士幌線は1987年に廃線になった旧国鉄の路線で、帯広から北上して士幌を経由し、この糠平を通ってさらに北側の十勝三股まで走っていた、全長78.3kmの路線です。 廃線跡が大好きな私は、こういった資料館はとても興味深いです。 |
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資料館の裏手の広場には、今年は立派な線路が引かれていました。 単にイメージで引いただけなのか?それとも何かのイベントで、「何か」を走らせるんですかね?? 糠平駅を表す標識なども新設されていて、熱意を感じます。 |
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16:00 ナイタイ高原牧場 ここは何度来てもいいかな。 ここからの景色はホントに気持ちいいです。 今日はちょっとうす曇で、遠くまで見えませんが、それでも観光客は多いですね。 レストランもいっぱいでした。 |
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毎年のように撮影しているトラクター。 ナイタイのシンボル的なものですね。 コレって、冬の間も外に出してあるのかな? 今年初めて知ったんですが、「ナイタイ」はアイヌ語で「奥の深い沢」という意味だそうです。 |
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いつものお約束で、ソフトクリーム撮影。 毎回カタチが違うのが感慨深い。 以前はレストランの外に、ソフトクリーム屋さんの建物があったのですが、今年はすっかり無くなっていて、レストランの中でソフトクリームを購入しました。 ソフトクリーム屋さん、新しく作るのかな? |
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18:30 上士幌航空公園キャンプ場 ここ数年で利用頻度の高いキャンプ場です。 昨年まで無料のキャンプ場だったのですが、今年から有料(500円)になりました。 ゴミステーションが設置されたので、おそらくゴミ処理代でしょう。 確かに北海道の多くのキャンプ場では、ゴミは基本的に持ち帰るのがマナーとなっていますが、バイクでキャンプすると、ゴミを積んで行くのも積載スペースの関係で大変なんですよね。 私はゴミは持ち帰って、道の駅のゴミ箱とかに捨てていたのですが、それも後ろめたい感じがしていました。 500円でキャンプができて、ゴミも持ち帰らないで済むのであれば安いもんです。 上士幌町とゴミを片付けてくれる職員の方々に感謝。 今日はここでよしろうさんと合流しました。 合流といっても、それぞれツーリングの途中なので、明日は別々のところに走っていきますが。 なにやら楽しそうにポップコーンをコンロで作ってますな。 |
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私は今日が北海道上陸初日ですが、よしろうさんは既に北海道を走り回っていて、明日フェリーに乗るとのことで、今日が最終のキャンプです。 お互いキャンプには慣れっこなので、シンプルでウマイ食べ物を作ります。 私は味噌仕立ての北海道野菜のごった煮で、よしろうさんはレタスのベーコン煮込み(?)を作っています。 これがまたウマいんだ。 よしろうさんはすっかり日焼けして、黒々としています。 聞けば、ずっと晴れていたそうです。 うむ、このお方の晴れオトコパワーもスゴイ。 |
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本日の走行:440 q 北海道上陸初日ですが、思っていたより結構走りました。 まぁ、朝が早かったですからねぇ。 さて、明日から天気予報では雨。 今回は避けられそうも無いかな〜。 どうなることやら…。 |