6日目
8月18日(金)

6日目 帯広−愛国−幸福−大樹−広尾−黄金道路−襟裳岬−浦河−日高−苫小牧−苫小牧港「新日本海フェリーターミナル」−フェリー「あざれあ」泊

 10:20 愛国駅跡

 いよいよ最終日。
 天気は予報どおり朝から雨(TT)。
 昨日あんなに天気が良かったのに!
 今年はすっかり雨にやられて、晴れオトコが自信喪失である。

 それでも進まないわけには行かないので、出発する。
 今日は苫小牧港が最終目的地なので、襟裳岬経由で太平洋沿いを東に進もう。
 まずは愛国駅跡に寄る。
 雨はほとんど降っていないくらい。
 

 愛国駅にあるSL(19671号機)にご挨拶。
 その昔、広尾線で活躍していたそうな。
 製造は1918年とのことで、かなーり古いSLなのだが、雨ざらしなのがもったいないくらいキレイなのだ。


 10:35 幸福駅

 愛国駅に寄ったら、幸福駅にも寄りましょう。
 幸福駅は愛国駅に比べて、観光地的雰囲気200%増くらいの感じです。

 しばらく訪れていなかったのですが、まず広い駐車場ができてることに驚いた。
 駅舎の建物とお土産屋さんは従来と変わらない感じ。
 

 軌道と汽車が増えている。
 3両もあるのだ。

 花壇があったり、周りの雰囲気も拓けた感じだし、緑がキレイである。
 ん?こんなだったかなぁ??


 駅舎の中は相変わらずスゴイ。
 昔、自分が貼り付けた住民票とか名刺とか探してみたのだが、もう見つけることはできなかった。
 初めて貼り付けたのは、20年近く前だもんなぁ。

 眺めていくと、プリクラのシールとかがたくさん貼り付いている。
 …時代が違う…。


 駅舎の西側にこんなものが!
 「幸福の鐘」ですかね。
 確かにココには必要なのかも。
 「愛の国から幸福へ」ですから(^^)。
 (うーん、変わっていないのは私が未だに独身であるということか)

 11:50 広尾町ホクレンで給油

 根室の給油から350.1 q。
 給油:15.90 g
 燃費:22.01 q/g

 昨日は根室からひたすら国道を移動するだけだったので、燃費が伸びたのだろう。
 雨だと飛ばす気にもなれないしね。

 ホクレンでしばらく雨宿り。
 給油の直前から、だいぶ雨脚が強くなってきて、しばらく様子を見る。
 空を見ていても、一向に止む気配は無い…。

 襟裳岬に方面なんか、どんどん雲行きが怪しくなっていく。
 雨は強弱の波があるけど、ずっと降っている。

 じっとしてても変わらないと判断し、気持ちが萎えるのをこらえて、襟裳岬へ!

 

 12:50 襟裳岬の駐車場。

 広尾から襟裳岬にかけての黄金道路は、ずっと濃霧だった。
 ぜんぜん前が見えないくらい、濃い霧だった。
 私が知っている頃の黄金道路とは違い、かなりトンネルができていて、助かった。
 (トンネルの中は霧は無いのである)
 どうせ霧で景色なんか見えないので、トンネル万歳である。

 襟裳岬の駐車場には、何台かバイクが居た。
 こんな天気でも、物好きは居るのである。
 岬に行ったって、何も見えないのはわかっているのだが、ここまで来たからには、岬を見てこよう。
 

 と、その前に昼食である。
 ちょっと寒かったので、暖かいうどんとかラーメンとかにしようと思っていたのだが、豚丼の魅力に勝てず、豚丼を注文する。

 味は良かったですが、やはり寒かったので、ラーメンとかにすれば良かったかな。

 襟裳岬の駐車場と襟裳岬の間には「風の館」があります。
 というか、こんな建物が出来ているとは知りませんでした。
 しばらく来ない間に、いろんなものが出来てますねぇ。

 「風の館」といっても、駐車場からは建物があるように見えません。
 簡単に言えば、地下にある建物です。
 エントランスを入るとすぐに、近代的な美術館のような内装に驚きます。

 ←「カルマン回廊」というらしいです。

 「風の館」の内部は、さまざまなディスプレーがあります。
 ←これはどうやら地球をイメージしているようなのですが、説明書きを読んでみても、イマイチ理解が出来ませんでした(^^;)。
 無学なワタシ…。


 天気がいいと、太平洋の雄大な眺めが見られるハズ。
 岬から海側に点々と続く小島に、アザラシが居たりするのを観察できたりするんですけどねぇ。

 しかしこの天気では、建物から外に出る気にもなりません。
 館内には、アザラシのビデオとかもあって、天気が悪いときでも、普段の襟裳岬の様子を見ることが出来ます。


 15:30 道の駅「サラブレッドロード新冠」

 襟裳岬から海沿いを新冠までやってきました。
相変わらず雨です。

 これほど雨にやられた北海道ツーリングは初めてだなぁ。
 初日だけ良い天気で、あとはだいたい雨にやられています。
 (初日に写真を撮りまくっておいてヨカッタ)

 このまま苫小牧港まで行ってしまえ〜。
 

 17:00 苫小牧東港着

 フェリーは19:30出航なのですが、かなり早めにターミナルに着きました。
 雨だとやることも無いので、売店でお土産を買ったり、ソバを食べたりするくらいしか、やることがありません。
 こういうとき、1人だと退屈です。
 乗船のときにまたレインスーツを着たりしなければならないことを考えると、憂鬱で仕方がないので、あまり周りのライダーとも話す気にもなれないし…。
 

 19:25 出航直前のフェリー内。

 やはり観光帰りの人たちが多いですね。
 この時期のフェリーは賑やかです。
 船内どこに行っても人が居る。
 いつもこれだけ利用客が居れば、フェリー会社も苦労しないと思うのですが。

 今日着ていた服は、さんざん濡れてしまったので、フェリーの中のコインランドリーで洗濯をして、乾燥させます。
 乗船してからは、荷物を整理したり、乾燥させたり(^^)、やることが多いので退屈しません。

 本日の走行:282km
 
 いやぁ、今回の北海道は、上陸初日だけが晴れて、あとは雨絡みでした。
 まぁ、雨でやられっぱなしという人もいるくらいなので、初日が晴れたというのは良かったかな。
 ツーリングが雨続きだと、どうも不完全燃焼っぽい感じがする。
 これまでこんなに雨にやられたことはなかったので、ちょっとショック。
 
 しかし、今回のツーリングはこれで終わりではないのだ。
 苫小牧東港を出たフェリーは、秋田港に向かいます。
 実は帰りのフェリーはもちろん新潟行きを考えていたのだが、予約でいっぱいで乗れず、秋田行きしかチケットが取れなかったのだ。

 秋田港に降りるのは初めてなので、楽しみである。



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