1995年 北海道ツーリング
◆3日目
(青森−うまくん邸−八甲田山周遊−うまくん邸泊)
深夜12時過ぎに青森のフェリーターミナルに到着。
暗かったのでわかりづらかったのだが、駐車場まで来て新たなる「お盆休みの脅威」を目の当たりにする。
駐車場がクルマ、バイク、トラック等々でいっぱいなのだ。いやあふれかえっている!
真夜中だというのに無数のクルマのエンジン音(エアコンのため?)に驚く。
いやそれ以上に驚いたのが、駐車場内のいたるところにテントが張ってあるのだ。
さしずめ大混雑のオートキャンプ場のようだ。
ハテ?なんでこんなにテントが…??
答えは乗船予約の窓口でわかった。
乗船手続きの窓口のお姉さんに聞いたところ、我々2人が乗ることのできるフェリーは翌日の昼2時。
なんだ意外と早く乗れるんじゃん。
……いや、なにかおかしい。翌日の昼2時?今は深夜1時。…ということは…?!
そう、この時点での翌日の昼2時とは37時間後!!!
駐車場のテントやクルマの列は、みんなフェリーを待っているのだ!!
もう深く考えるのはよそう。
「お盆休み」を甘く見ていた我々が悪いのだ。
今後のことは朝日が昇ってから考えよう。
とにかく今は眠りたい。
昨日もフェリー埠頭で仮眠をとったが、今日もフェリー埠頭の床で寝ることにした。
もう寝られるならどこでもよかった。
3日目の早朝。 まだ眠いけど少し寝ることができたのでスッキリしている。 とはいえ、我々の乗るフェリーは「明日の昼2時」なのだ。それまでどこで時間を潰そう? そうだ!青森といえば、「彼」に電話してみよう! |
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「青森ベイブリッジ」。 それほど大きくはないけどキレイな斜張橋です。 まだ「彼」に電話するには朝早いし とりあえず青森駅に向かいます。 |
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青森駅に着きました。 これはこれで感動ですよね。なにしろ本州の一番北に居るわけですから(いや大間崎とか龍飛崎とかは別にして)。 以前、JRの「青函連絡船」というものが存在していたときに青森駅には来たことがあるけど、バイクで来たのは初めてだ。しばし駅前ロータリーで感慨に耽る。 さて、今日は日曜日である。8時半になったことだしきっと「彼」は自宅に居ることだろう。 電話帳持ってきてヨカッタよ。 |
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「彼」とは大学時代の友人で通称「うまくん」のことである。 ちなみに「うまくん」はコチラにもコチラにも登場しています。 うまくんの自宅は青森駅の近所で、電話したらすぐに駅まで迎えに来てくれた。いやぁ、居てくれて助かったよ。 早朝からお邪魔して、昼くらいまで休ませてもらった。 考えてみれば失礼な連中だ。 早朝突然現れて、家に上がりこんだと思ったら寝てしまうのだから。 うまくんとご家族には悪いことをしたと思っています。 休んだあと、お昼過ぎにうまくんのクルマでドライブに出かけた。うまくんも当時「バルカン400」という立派なバイクに乗っていたのだが、クルマで出かけた。 |
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うまくんのクルマで「八甲田山」にドライブに出かけた。 八甲田山はその昔、雪中行軍演習中に遭難事件が起こったことで有名な山です。 その事件の記念館が事件現場にあり、興味があったので3人で寄ってみた。 |
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除雪車の前で。 このあたりは、冬は相当雪が深くなるらしく、こんなに大型の除雪車が活躍するようです。 |
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「八甲田除雪隊の歌」の碑の前で。 除雪隊の歌がずっと流れていました。 |
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八甲田山の雪中行軍遭難現場は、青森市街からそれほど離れていないところにあり、夏場の現場は「なぜこんなところで??」と思うくらいキレイな森の中にあります。もちろん当時と周囲の情景は違うのでしょうが、なぜこんな事故が起こってしまったのか、とても疑問でした。 この日の夜はうまくんの家にお世話になりました。 うまくん及びうまくんのご家族にはお世話になりました。どうもありがとうございます。 |
◆4日目
(うまくん邸−青森フェリーターミナル−青函フェリー−RH函館ミートハウス泊)
仕事に向かううまくんと共にうまくん邸を後にする。 今日は昼2時にフェリーに乗るだけなのだが、それまで青森駅前で時間を潰す。 ツーリング中なので無駄遣いはしたくないけど、ゲームセンターで時間を潰す。 映画を観るという手もあったが、男二人で観にいってもどうもしっくりこないのでやめた。 (ちょうど「アポロ13」をやっていたので、観たくもあったのだが) 右は我々の乗るフェリー。 ようやく北海道に渡ることができる! |
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埠頭にはフェリーがどんどん接岸して、たくさんの車と人を乗せていっているのだが、駐車場の車は減っていかない。 とにかくココがボトルネックであることは間違いない。 (なんとかして〜) |
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函館には午後6時過ぎに着いた。 函館の天気はあまり良くなく、この日は早々と函館に宿を決めようということになった。 ライダーハウス「函館ミートハウス」は函館の埠頭近くにあり、ふた昔以上前の旅館のような建物がライダーハウスとして使われていて、「旅」を感じさせる。 |
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寝床もこのときは広く取れて、悪い印象はありません。おフロは銭湯が近くにあるのですが、疲れていたのでフロは見送りました。 なんか今年は北海道上陸までに、全日程の半分くらい費やしてしまったようです。 |
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