1995年 北海道ツーリング
◆7日目
(稚内−宗谷岬−浜頓別クッチャロ湖−枝幸ウスタイベ千畳岩−紋別港−滝上−上川−旭川−美瑛−RH美馬ほーむ泊)
朝、出発前にみどり湯の前で撮影。 ライダーハウス「みどり湯」はその名のとおり銭湯である。 |
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みどり湯のおばちゃんと。 |
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稚内を出発して宗谷岬に来ました。 今日もいい天気です。 宗谷岬はご存知のとおり北海道の最北端の岬なのですが、ここに来るといつも観光客でいっぱいで、「最果ての地」というイメージはぜんぜんあてはまりませんね。「最果て」という雰囲気はノシャップ岬のほうがあるかもしれません。 |
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早朝に宗谷岬に来たのは初めてでした。いつもはこの岬一帯に「宗谷岬の歌(?)」が繰り返し流されているのですが、今日は早朝ということもあって静かなものでした。観光客もまばらで、ちょっと気分がよかったです。 馬場氏は宗谷岬まで来るのは今回が初めてだったようで、感動もひとしおのようです。 |
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宗谷岬の陸側(南側)を撮影。 いい天気です。 |
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早朝ですが、観光客が既に集まってきています。 さすが最北端。 |
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宗谷岬からはオホーツク海沿いの国道238号を南下します。 ほとんど信号機も無いため、退屈なので走りながら景色を写していきます。 |
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右の写真は後ろを走る馬場氏を走りながら撮影しました。 NINJAとBROSでは排気量も馬力もぜんぜん違うため、一緒にツーリングするにはけっこう気を使うように思いますが、二人ともあまりペースは変わらず、それほど苦にもなりません。 さしずめ、私は勝手に前を走っていて、馬場氏は勝手に後ろを走っているといったところでしょうか? 馬場氏とは毎年北海道を走っていますが、お互い気を使わなくていいのは助かります。 まぁ、高校生時代からの腐れ縁なんですねぇ。 |
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お決まりのように浜頓別のクッチャロ湖に立ち寄ります。 宗谷岬からの距離も、休憩するにはちょうど良いからでしょう。 ホント、天気が良いと景色も気分も良いですね。 |
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さらに枝幸まで南下しました。 途中、「ウスタイベ千畳岩」という景勝地に立ち寄りました。 どんなところかというと、この下の写真のようなところです。 北海道版の「鬼の洗濯板」ですね。 このあたりは毛がにの水揚げ量が日本一だそうで、カニを売る直売所が道路脇に立ち並んでいます。 でも、毛がにの旬は夏でしたっけ? |
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この海の色!スバラシイです。 空のブルーとのマッチングは最高ですね。 オホーツク海はとても穏やかで、海岸には太平洋岸に見られる防波堤のようなものはあまり見られません。 私の故郷は静岡県なのですが、海岸沿いは防波堤やテトラポットだらけなので、だいぶ違和感があります。 このウスタイベ千畳岩の近くにはキャンプ場があり、芝生がとてもキレイで、こんなに景色が良いならぜひテントを設営してみたいです。 |
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紋別港です。1992年以来、久しぶりに来ました。 あの「巨大カニのツメ」や「巨大シャケ」は健在でした。 流氷のシーズンにも来てみたいです。 紋別港の様子は1992年当時とはぜんぜん変わっていて、すごく整備されてきれいになっています。港というよりは広い公園のようです。たった3年でこんなにも変わってしまうんですね。 右の写真は、ちょっとわかりづらいですが私の左手の部分にカニのツメを配置してみました。(撮影:馬場氏) |
このあと、紋別からは国道273号を内陸に向かい、滝上を経由して上川へ。そこからは国道39号に入り、旭川を経由して美瑛の南、美馬牛まで来ました。
この日の宿はライダーハウス「美馬ほーむ」です。
なんでこんなにすっ飛ばすかというと、翌日は苫小牧からフェリーに乗らなければならないからです。
新潟からフェリーに乗れなかった影響はこのへんに出ているのですねぇ。
本当は紋別から網走や知床を周って、屈斜路湖とか釧路湿原とかにも行きたかったんですけど、日程的に無理なのでしかたがありません。
さて、美馬牛の「美馬ほーむ」ですが、ちょっと変わったご主人が運営されているライダーハウスで、この日、我々のほかには20名以上宿泊していたと思います。
夕食はみんなでカンパして肉とか野菜とかを買出しに行き、焚き火を囲んでバーベキューをやるというもので、アウトドア全開の夕食でした。
ご主人が家庭菜園でつくったイモとかも出してくれて、なかなか楽しい夕食でした。
しかし、居心地のいいライダーハウスには付き物ですが、ここにも「ヌシ」は居ました。
本人は親切のつもりなんでしょうが、なにをやるにも手を出し、口を出すのはやめてほしいです。
今日走ってきたルートに関して話しをすると、必ず「○○や××を見なきゃ駄目だ」とか言い出すし、聞いてもいないのに美瑛や富良野のツーリングルートを話し始め、それを強要しようとする。
おまけに「予定があるからそこには行けない」と断ると「シロウトはこれだから…」とかいう態度をとる。
ホント、いい迷惑です。
こういった親切の押し売りをされると、気分もよくないです。
私も北海道には多少詳しいので、教えてあげたい気持ちはわかるのですが、コチラの意見を聞かずに一方的に話しをするのはどうかと思います。
ま、相手にしないのが一番なんですけどね。
さて、この日の夜はとても天気が良く、美馬牛の夜空は満天の星空で、「ヌシ」に害された気分を払拭してくれます(^^)。
北海道では、ちょっと市街地を外れると星が良く見えます。
どのくらい良く見えるかというと、ときどき人工衛星が通るのが見えるくらいです。
流れ星も10分に1回くらいは見えます。
岩見沢市に住んでいた頃は、よく夜中に友人と星を見にでかけたもので、そんなことを思い出していました。
こんなに星がきれいに見えるのなら、明日もいい天気でしょう。
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