1996年 北海道ツーリング
国道274号線鶴居村付近
■日程:
1996年8月10日(土)−8月18日(日)
■メンバー:
私(GPZ900R) 馬場氏(BROS P-U) |
■コース:
1日目:東京−大洗フェリーターミナル−ブルーハイウェイライン
2日目:ブルーハイウェイライン−苫小牧−健康ランド「黎明薬湯」泊
3日目:苫小牧−追分−日高−日勝峠−帯広−音更−RH「おとふけ」泊
4日目:音更−帯広−浦幌−釧路−釧路湿原展望台−コッタロ展望台−900草原−弟子屈−川湯温泉−RH「蜂の家」泊
5日目:川湯温泉−弟子屈−標茶−中標津−標津−野付国道−厚床−根釧国道−根室−納沙布岬−根室−厚岸−釧路−健康ランド「黎明薬湯」泊
6日目:釧路−和商市場−細岡展望台−塘路湖−カヌー−細岡−塘路湖−弟子屈−川湯温泉−野山峠−裏摩周展望台−養老牛−弟子屈−屈斜路湖−川湯温泉−RH「蜂の家」泊
7日目:川湯温泉−弟子屈−阿寒湖−足寄−上士幌−ナイタイ高原牧場−鹿追−狩勝峠−南富良野−麓郷−RH「ラベンダーライダーハウス」泊
8日目:麓郷−富良野−「北の国から」資料館−カレー屋「唯我独尊」−上富良野−十勝岳展望台−美瑛散策−芦別−桂沢湖−大夕張−追分−苫小牧フェリー埠頭−ブルーハイウェイライン
9日目:ブルーハイウェイライン−大洗−東京
※RH:ライダーハウス
■概要:
今年の夏休みは去年と同様に「お盆休み」です。
この時期に北海道ツーリングをするためには、北海道と本州を結ぶフェリーの予約が不可欠です。
このことは去年のツーリングで痛いほど学習したので、今年はしっかり3ヶ月前からフェリーを予約しました。
今年の目標は、去年が「めざせ最北端」だったので、「めざせ最東端」にしました。(なんて安直な…)
最東端の納沙布岬には1989年以来訪れていないのと、バイクではまだ行ったことがないので、いつか行かなければいけない場所だと思っていました。
そればかりでは芸がないので、もうひとつイベントを設けることにしました。
それは「釧路川をカヌーで下る」というものです。
さて、今年の北海道ツーリングはどんなことが待っているのでしょうか?目標は達成できたのでしょうか?
◆1日目
(自宅−常磐自動車道−大洗港−ブルーハイウェイライン)
8月10日(土)
今年は行きも帰りもフェリーを予約した。航路は「大洗−苫小牧」のブルーハイウェイラインだ。
大混雑のお盆休みとはいえ、船さえ予約できていれば怖いものはない!
もう去年の二の舞になるのはゴメンだ。
今日は大洗まで行ってフェリーに乗ればいいのだが、フェリーは深夜11時半過ぎに出港予定なので、かなり時間に余裕があります。
昼過ぎに私の自宅前で馬場氏と待ち合わせて大洗へと出発。
時間がありあまっていたので、常磐道を使わずに国道6号線を走って行くことにしました。
自宅前にて。 北海道ツーリングも慣れたもので、荷物もそれほど多くない。 山梨から来る馬場氏を待って出発。 去年のツーリングからちょうど一年。この日のために働いてきたようなものだ(^^)。 国道六号線を水戸に向かって北上する。 常磐道を使えば1時間ほどで着いてしまう距離なのですが、時間もあるためゆっくりと大洗に向かう。 (予算の節約もあるけどね) しかしお盆の時期の道路はどこも混んでいて、結局大洗に着くためには4時間以上もかかってしまいました。 |
このあと、ブルーハイウェイラインのフェリーに乗り込み、苫小牧へと向かいます。
苫小牧へは約20時間の船旅です。このあいだに仕事の疲れを癒して、北海道ツーリングに備えます。
苫小牧にはフェリーが夜8時くらいに着くために、すぐに宿を探します。
といっても宿はもう決まっていて、苫小牧の健康ランド「黎明薬湯」が今日の宿です。
◆2日目
(ブルーハイウェイライン−苫小牧−健康ランド「黎明薬湯」泊)
「黎明薬湯」の駐車場にて。 右の写真は翌日の朝に撮影したものです。 苫小牧の「黎明薬湯」はフェリー埠頭にも近く、ブルーハイウェイラインで苫小牧に来る場合には便利です。 関東近郊の健康ランドはどこも、いつ行っても大混雑なのですが、北海道内の健康ランドは比較的空いていて利用し易いです。 |
◆3日目
(苫小牧−追分−日高−日勝峠−帯広−音更−RH「おとふけ」泊)
苫小牧を出発した我々は、帯広に向かうために夕張方面に向かいます。 この日は雨は降っていませんが天気がイマイチで、東京では暑くてどうしようもない時期なのに、北海道ではジャケットが必要です。 右の写真は日勝峠に向かう途中のドライブインにあった白樺並木。 |
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結局、日勝峠を越えても天気は良くならず、帯広市街に着くころには小雨も降ってきました。 今日は道東へ向かうための移動日と割り切って、あまりウロウロしないことにしました。 左の写真は今日の宿の「ライダーハウスおとふけ」です。 ここは以前も利用したことがあり、勝手がわかっていて安心です。 しかし「お盆休み」の影響はここにもあり、ツーリング中のライダーがたくさんいました。 |
便利なライダーハウスには付き物ですが、ここにも今年は「ヌシ」がいました。
「ヌシ」とはライダーハウスやキャンプ場などに連泊している常連客の亜種で、たちの悪いのはやたらとおせっかいなのと、顔見知り以外を見下す習性があることです。
北海道に長く居て、キャンプ場を転々としているうちに自分を旅のプロフェッショナルだと勘違いしてしまっている人たちで、さらにそこで得た知識を自慢げに話すまではいいのですが、他人に無理やり押し付けようとするのが困ったところ。
しかしここまでは実害はないので相手にしなければいいのですが、雑魚寝のライダーハウスだと聞きたくない話しも聞こえてしまうのだ。
それに、「東京から青森を経由して函館へ渡り、屈斜路湖まで16時間で行った」とか、「GPZ400R改で270km/h出した」とか、いかにもなハッタリ話しをツーリング初心者を集めて話はじめる。
この日「ライダーハウスおとふけ」に居た「ヌシ」も2人ほど子分を連れていた。彼らによると、この時期北海道にツーリングに来る人々を「ボンバーズ」と言うらしく、「ボンバーズ」が北海道に来ると観光地や景勝地が混雑して迷惑だという。
まったく勝手なことを言うので、聞いているだけで腹が立ってくる。気分良く寝られるはずがない。
逃げ場もないので、この日はあきらめた。寝ることに集中した。
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