1999年 北海道ツーリング! 
■日程:
  1999/7/14から7/21の約1週間

■メンバー:
  うだうだーず1号(ワタシ)&2号(馬場氏)

■マシン:
  GPZ900R(ワタシ)&VFR750F(馬場氏)

■今回のコンセプト
  走ったことのない道を走る

■コース
1日目 東京の自宅発 − 有明フェリー埠頭 − フェリー泊
2日目 フェリー内 − フェリー泊
3日目 釧路港 − 帯広駅前 − 狩勝峠 − 富良野 − 旭川黎明薬湯泊
4日目 旭川 − 層雲峡 − 三国峠 − 足寄 − 陸別 − 留辺蘂 − 湧別 − サロマ湖 − 民宿「シバヤ」泊
5日目 サロマ湖 − 興部 − 浜頓別 − 宗谷岬 − ノシャップ岬 − サロベツ原野 − 苫前 − 士別 − 旭川黎明薬湯泊
6日目 旭川 − 上川 − 北見峠 − 遠軽 − 端野 − 美幌 − 小清水峠 − 屈斜路湖 − 神の子池 − 裏摩周展望台 − 中標津 − 開陽台 − 虹別 − 標茶 − 細岡展望台 − 釧路黎明薬湯泊
7日目 釧路 − 和商市場 − 釧路港 − フェリー泊
今回のコースマップ

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■概要:

  馬場氏とワタシの二人は、毎年毎年バイクで北海道にツーリングに出かけています。
  夏休みとはいえ、せいぜい10日程度しか休みは取れないし、東京(馬場氏は山梨)からバイクで行くには、北海道上陸までの時間も馬鹿になりません。
  だから毎年「少しずつ」北海道を走っています。
  あるときは道央、あるときは道東というように。

  今年は道東と道北を走ろうと、少し走行距離を欲張ってみました。
  一番の理由は、GPZをアップハン仕様にしたことと、リアサスをオーリンスに換えてみたこと。
  ようするに乗り味がどう変わったか、いろいろと試したかったのです。

  結果から言ってしまえば「劇的!」といったカンジ。
  NINJA乗りのヒトはかなりの確率でこの仕様を試していると思いますけど、遅れ馳せながら体感させていただきました。
  シートもコルビンのガンファイターシート風(^^)のものに換装しているため相乗効果で「楽チン・カンタン・疲れない」ライディング・ポジションになりました。
  一日500km〜600km走るような場合の疲労度は確実に軽減されています。(対換装前)

  リアサスはノーマルを10年も(!)使っていてくたばりまくっていたので(^^;)、悔い改めるべくオーリンスのType-4を奢りました。
  レースをするわけではないので、現時点では確実にオーバースペックですね。
  「車高調付き」というコトバにひかれて購入を決意しました。
  (いや、いずれリアに17インチを履きたくて…)
  一応、サスのナラシと自分好みのセッティングにすべく、500kmほど走り込みをしてから今回のツーリングとなりました。
  効果としては、さすがオーリンス!スバラシイ働きをしてくれます!
  「乗るだけ人間」の自分にもよ〜くわかりました。満足満足。
  (そりゃ、どんなサスでもへたりきったサスよりいいだろうけど)
  おかげでワインディングが楽しくてしかたがないでやんす。

  とにかく仕事を離れて夏の北海道を楽しみたかった。
  北海道ツーリングといえば夏!できれば6月中旬から7月下旬がいい!
  (と、勝手に思っている)
  この時期にツーリングに行けるなんて、めったにないことなのでいつにも増してハリキッテ行ったのです。
  では、1900年代最後の北海道ツーリングの軌跡を御覧アレ

登場人物
うだうだーず1号 うだうだーず2号

 

我らのバイク(右:VFR750F、左:GPZ900R)
我々のバイク

■7月14日(水)

−会社[17:00]−
 いよいよ今夜から北海道ツーリング。
 荷物の準備は前日までに終わらせてあるし、あとは帰ってバイクに荷物を積めばいいだけ。幸い今日は一日中研修だし、定時でダッシュできそうだ。
 今日の天気ははっきりしない天気。肝心の北海道の天気予報も、これから先一週間は晴れマークが乏しい。だけど晴れオトコにはちっとも気にならない。

−自宅[18:00]−
 ツーリング同行の馬場氏からTel。
 「東京の天気はどぉ?」「降ったりやんだりかな」「じゃあカッパ着てくね」「気をつけて。22:00にフェリー埠頭でね」。

−自宅前[21:00]−
 ツーリングザックをリアシートにくくりつけて、タンクバックものっけて、戸締りはしたし、いざスタート。雨は降っていなかったんで、Tシャツにサマージャケット&ジーパンというスタイル。
 まぁ、雨が降ってもウチからフェリー埠頭まで30分程度だから一気に行っちゃえ。

−有明フェリー埠頭[22:00]−
 雨は降っていない。フェリーターミナルの駐車場には既に5台ほどのバイクがあった。みんな大型。ここ数年で北海道行きのフェリーには大型バイクが増えたもんだ。NINJAで初めて北海道に行った8年前には、フェリーにはあまり大型はなくて(大型そのものも少なかったけど)下船前にエンジンをかけるときなんかはヒソカに優越感にひたっていたものだった。今ではNINJAもすっかりベーシックなバイクになってしまい、このツーリングでも至る所で目撃することになるだろう。
 フェリー埠頭の駐車場に着いた。馬場氏のVFRも見つけた。
 よしよし、予定通り到着したようだ。
 馬場氏とはほぼ1年ぶりの再会。だけど頻繁にメールのやり取りをしているため久しぶりという感情はない。北海道に行くときだけ会う仲というのも変な仲だが。さっさと受付を済ませる。
 フェリー内では「ツーリストベット」という寝台である。

−フェリーターミナル[22:30]−
 待合室でいつもの非生産的でくだらない話に盛り上がっていると、バイクの乗船アナウンスがかかる。いよいよ乗船だ。バイクのミラーに乗船札をくくりつけて…と、雨が降り始める。駐車場には約20台のバイクがいそいそと準備をしている。くちぐちに「あと五分降るのを待ってくれれば…」と嘆くが、船に乗ってしまえば非日常の世界に飛び込める(逃げ込める?)気がするので、こんなときの雨なんか気にしない気にしない。
 ワタシたちの乗る船は近海郵船「ブルーゼファー」。去年の北海道ツーリングの帰りにも乗った船だ。32時間半、よろしくたのむよっ!

99hkd01
フェリーの車両甲板にて

−フェリー内[23:30]−
 そろそろ出航だけど、既に着替えてビールかっくらって酔い酔い状態。テレ朝「ぱぱぱぱぱふぃー」を見なきゃ。(ちなみにMAXとのボーリング対決の回)
 定刻どおり23:55出航。「うみほたる」の横を通過するときにあっちこっちに携帯電話で連絡。「いま東京湾だよ」なんてね。便利な世の中になったものだ。(ミーハーだなぁ)
 北海道上陸前に仕事の疲れを吐き出すべく就寝。東京湾を出るころに少し船が揺れはじめる。

■7月15日(木)

−フェリー内[朝]−
 しまった!朝食のアナウンスを聞き逃してしまった。今日は朝飯ぬきである。長い船旅では特にすることもないため、食事は大切なイベントなのだ。ちなみにワタシはどんなに船が揺れようとも食事だけはとる。たしか2年前、台風で大揺れだった北海道行きの新日本海フェリーで、客が誰もいない船内レストランでもバクバク食っていたことがある。船に酔わないわけではないのだが、酔いより食い気が勝つのである。
 とりあえずすることもないし、昼飯の時間まで寝ていよう。
ちなみに通常、船旅に慣れたヒトは、船内の高価な食事を避けるためにカップラとか弁当とかを乗船前に買い込んで用意しておくようなのだが、過去に一度もやったことはない。

−フェリー内[昼〜夜]−
 待望の昼食は食べたし、夕食まで何もすることはない。ヒマなのでデッキに出てみる。ちょうど仙台沖を航行中だったのだが、船上の天気が晴れから曇りに。うーん、今年の北海道ツーリングは雨にやられるのだろうか?
 船内をいろいろ散策してみるが、さすがにこの時期の乗船客は少なく、団体のご老人たちとバイクツーリングの人々が目立つ程度。
 馬場氏が、「北海道行ったら、『カントリー娘』が23日デビューだから見に行かなきゃ」とか言い出した。「じゃ、日程を延長して…会社にも連絡いれなきゃ」とか冗談とも本気(?)ともとれる話しをしながら、今年の北海道ではどんなイベントが待っているのか心焦がれる。
 しかし、やることないので夕食まで寝てすごす。

 

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