■7月16日(金) −フェリー内[6:30]− 朝のアナウンスで起こされる。隣の寝台で寝ていたはずの馬場氏は既に寝床に居ない。グルーミングのため洗面所に行こうと廊下に出たところで馬場氏を発見。聞いてみると「アマゾンに居るような鳥の鳴き声で起こされた」とのこと。なんのことか良くわからないまま洗面所のほうに行くと、確かに鳥の鳴き声のような…オバチャンたちの笑い声。下船を控えて既にハイになっておられるご様子で、笑い声が絶えない。一瞬、「ドリフの大爆笑」のちょっと大袈裟なオバチャンの笑い声を思い出した。朝から聞くとちょっと萎えるよね。 で、今朝は朝食を食べてやろうとラウンジへ。メニューには「洋食」と「和食」があり、それぞれバンもしくはおにぎりに付け合せがある程度のもの。これで650円とはさすが船上価格と思いつつ朝食を取る。 −フェリー下船[7:30]− −ぱんちょう[11:30]− 「ぱんちょう」は帯広駅前(北口?)にある。我々はずっと「ばんちょう(BANTYOU)」だと思っていたのだが、お店に行って初めて「ぱんちょう(PANTYOU)」であることを知る。「ほーほー」と思ったのはワタシだけではないハズ(だと思いたい)。 |
−帯広〜R38〜新得〜狩勝峠[13:00]− 帯広では雨は降っていなかったけど、R38を狩勝峠目指して芽室から清水を抜けて新得に入ってきたあたりで降り出した。 狩勝峠は過去に10回ほど峠越えをしているが、50%の割合で雨に遭遇している。晴れオトコでも雨に遭う場所である。天気がいいと、峠の展望台から見る十勝平野は絶景なのだが、今回は迷わず通過通過。 余談だけど、十勝平野の眺めを語るのであれば、鹿追から然別湖に向かう途中にある「扇ガ原展望台」からの眺めがいまのところ一番だと思っている。(「ナイタイ高原牧場」とかもいいんだけど、あくまでも主観ですから) ちなみに二番は音更町にある「農林水産省十勝種畜牧場」内にある展望台かな。
狩勝峠を越えた直後はどうなることかと思うくらいキリまたキリで、前走のトラックがいなかったらまともに走れないくらい前が見えなかった。怖かった。 南富良野の道の駅まできたら、なんと快晴!なんちゅー天気や! でも過去にも一度同じことがあったので、「ああ、やっぱりな」という気も半分。 釧路からここまで天気がイマイチ良くなかったこともあって、走ってばかりだった。だからゆっくり休憩。レインスーツやブーツカバーなんかは、休憩している間にすっかり乾いてしまった。 休憩している間、とあるオジサンに声をかけられた。そのオジサンが言うには、「10年以上前に北海道をバイクで一周したことがある。」という。こういったことをおっしゃるオジサンにはよく声をかけられる。必ず「今は乗らないんですか」と聞き返すのだが、たいてい「カカアが許してくれねぇ」とか「もうそんな歳じゃないし」というようなコトバが返ってくる。このオジサンもそうだった。 もしワタシが将来バイクに乗っていなくて、同じようなシチュエーションに出会ったら、やはり同じようなことを言うのだろうか?そんな理由でバイクには乗らないのだろうか?ちょっと考えさせられた。 −道の駅〜かなやま湖北岸道路〜R237− 道の駅からR38を富良野方面に向かいすぐに左折するとかなやま湖の北岸の道路に(名前知らん)出ます。かなやま湖を眺めながら走る軽いワインディングで、この日はすれ違う車もなく快調快調!途中、キャンプ場の手前で「犬の死体??」とおぼしきものが道端の歩道上に…。「あやー、カワイソウに」と思っていると、ムクっとおきあがる!おきあがってまたびっくり、キタキツネである。 思わずアクセルを緩めて近づいた。逃げる様子はない。馬場氏と顔を(メットを?)見合わせる。 きっとこの道路を通る観光客がキタキツネにエサを与えてしまうのだろう。道路脇で寝ながら待っているなんてシタタカなやつだ。 そんなことを思いつつ先へ進む。するとまた道路脇に死体…じゃない、キタキツネが。 よく見ると、点々と道路脇にキタキツネがいる。この道路を通過するまでに7匹は見ただろうか。 「クルマに注意しろよっ!」と連中に声をかけ、富良野を目指す。 −R237〜R38〜東山〜麓郷−
「もういい」と毎年思いつつ毎年来てしまう。今年はホントに寄らないつもりだったけど、あまりに天気がいいのでついバイクを傾けてしまった。 林の中の駐車場にバイクを止める。こんな平日に観光客の多いこと多いこと。まわりのクルマはなぜかみんな白いファミリアやデミオ。ナンバープレートをよく見るとみんな「わ」ナンバー。 麓郷の森の中に入るが、数分で出てくる。「森」以外にはたいして見所もないんだもん。 「北の国から」の撮影地であるということで有名になったと思うんだけど、最近の撮影は特にココでやってるわけじゃないみたいだし…。 初めて来たころから考えると、この森もだいぶ建物が増え、駐車場も大きくなり、変わっていきましたね。 もう完全に「俗化」してしまった麓郷の森は、ちょっと落胆してしまう。もうしばらく来なくてもいいかなと思う。 当然、「五郎の石の家」とか「麓郷展望台」とか観光地はあるのだが、毎年同じところに行くのも芸が無いし、さっさと富良野市街へ向かう。 |
でも今年は特別。ラベンダーが花盛りである。行かない手はない。 ここは駐車場からラベンダー畑まで、ちょっとした丘を登らなければならないのだが、天気もいいし気分もいいのでサクサク登る(ホントはブーブー言いながら登っていたのだが)。 いやぁー、久しぶりに見る一面のラベンダー!思わず写真を撮りまくるが、バカチョンカメラでは限界があるんだよねぇ。でもかまわず撮りまくる。 丘の上ではテレビのニュース番組らしい取材班が撮影の準備をしていた。
そうだよなぁ、これだけのラベンダーは絵になるもんなぁ。 …と、ここで明日の宿の手配にかかる。実は明日はルートはハッキリ決めていないが、サロマ湖に行く予定である。このツーリングに出る前に、実弟に「サロマ湖に行ってこの宿に泊まってきてくれ」と頼まれている民宿がある。 基本的にいつも宿は予約しないのだが(予約ができる宿なんて泊まらないけど)、弟が「どうしても」というので、明日の宿はそこにしようと考えている。たまには民宿とかもいいかもしんない。 携帯電話で電話。オバチャンが出る。部屋は空いている。OK!明日の宿GET! さて、明日の宿も予約したことだし、そろそろ今日の宿に向かうとしよう(?)。 ラベンダーよまた来るぜ。 −日の出ラベンダー園〜R237〜美瑛波状丘陵地帯− 日も暮れかかってきたので、明るいうちに美瑛の波状丘陵も見ておきたい。 もちろん過去何度も訪れているので、見たことがない場所ではないのだが、8月・9月の美瑛しか見たことがない。今は7月。「まだ見たことがない景色」はあるハズ。 いつも思うことだが、美瑛の波状丘陵地帯は、やはりバイクとかクルマではなく、自転車で1日かけてゆっくり巡るべきだと思う(徒歩じゃさすがにねぇ…)。「セブンスターの木」とか「ケンとメリーの木」とかをクルマでさっさと移動して見るだけでは、何の趣もない(普段「趣」なんて重要視しないくせに)。 美瑛の観光スポットについてはココ( http://www.eolas.co.jp/hokkaido/sikibiei/ )に詳しい。 −美瑛〜R237〜旭川環状1号〜旭川ラーメン村[18:00]− 今日は旭川泊なのだ。旭川に立ち寄る事なんていままでもほとんどなかった。通過することは何回かあったけどね。 |
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