1999年 北海道ツーリング! 

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■ 7月18日(日)

−民宿「シバヤ」[7:30]−
 7:30、約束どおりオバチャンが起こしてくれた。
 二階の客室から一階の居間に行くと、既に朝食の準備が整っていた。
 またその量に驚かされる。寝ぼけてどんなメニューだったのかあまり覚えていないのだが、なかでもオバチャン特製の佃煮がうまくて、結局朝から5杯もいただく事になった。オバチャンはとにかくたくさん食べて欲しいらしくて、ワタシたちの横に座ってプレッシャーをかけるのだ。負けじとワタシも食べてしまう。こんな性格がワタシの体型を維持するのに貢献しているのだろう。
 食事が終わり、居間を見渡すと、いろんな写真が壁に貼ってあることに気づく。一通り見て回った。なかでも、数年前に亡くなった旦那さんと二人の息子さんと家族四人で写っているセピア色の写真は、おそらく40年くらい前に撮られたもので、まさに「人に歴史あり」というようなものだ。

−民宿「シバヤ」〜R238〜道の駅おこっぺ−
 玄関で出かける準備をしていると、オバチャンが「これ持っていきなさい」と馬場氏とワタシに、手のひらにズシリとくるものを渡してくれた。なんとオバチャン特製「オニギリ」である。もう涙が出るくらい感謝の念でいっぱいだ(ちょっと大袈裟だけど)。
 「必ずまた来ます」と約束し、シバヤを後にする。立ち去るのが惜しかったのだが、近いうちにまた来ればいい。見送りに出てきたオバチャンを意識しすぎたせいか、写真を撮るのを忘れていた。なんてこった。でもまた来る口実ができたかな。
 R238を北上するのは初めてである。過去何回もオホーツクラインは走っているのだが、いずれも南下している。北上は初めてなのだ。ちょっとワクワク。
 R238を北上してすぐに、昨日の竜宮台での人の群れの謎が解けた。
 R238の対向車線(南下してくる方)を白バイを先頭にしてマラソン選手らしき人たちが走っている。  最初はひとり、またひとり、ってなカンジだったんだけど、どんどん人が増えてきてしばらくすると大集団が走ってくるのが見えた。そう、マラソン大会だったのだ。さしずめゴールはサロマ湖の竜宮台前なのだろう。

 この時点ではそれほど寒くなく、曇天ではあったが雨は降っていなかった。今朝の天気予報では、宗谷方面に向かえば向かうほど天気が悪いという予報。さらに稚内では気温も低いという予報であった。これには晴れオトコもすこしヘコミかけたが、とりあえず「道の駅おこっぺ」まで走ってみようと馬場氏と相談する。そこで雨が激しく、また寒いようであれば内陸に折れようと考えていた。
 興部の手前あたりから小雨が降ってきた。この程度の雨だと、カウルに臥せってしまえば濡れることはない。こんなときNINJAをフルカウルにしておいて良かったと思う。走っている限りブーツもぜんぜん濡れることはない。馬場氏のVFRもフルカウルなのだが、身体も足も濡れてしまう。やーい、10年落ちのポンコツ!(あ、ワタシのも同じ年式だった)
 道の駅おこっぺに到着。雨は降っていないが今にも降りそうな空の色。晴れオトコの意地がもたせているようなものか?
 道の駅おこっぺは、旧興部駅である。廃線になった路線の駅の跡である。道の駅の建物の中には鉄道記念館のようなものがあったので立ち寄る。なんでも大正時代から鉄道があったらしく、オホーツク海岸沿いを列車が走っていたようだ。もちろん知らなかったわけではないのだが、今回のツーリングでは、こういった史跡(?)も意識してみようと思っている。R238を走っていると、道路と平行して鉄道の跡が見え隠れしているので気にはなっていたのだ。

 ワタシ個人の意見だが、ワタシ自信は今、バブルの崩壊後の世の中にいる。高度経済成長は終焉を迎えたような風潮のある時代だ。ようするに、「文明・文化」というものはつい最近ひとつの頂点を迎えたような気がしている。しかし、北海道内の夕張、砂川、芦別などの炭坑跡や、このような各地にある廃線跡などを見ると、既に、ずいぶん前にひとつの「文明・文化」が終わった場所があるのだと知らしめられる。自分の生きている時代や生活環境とは圧倒的にかけ離れた空間が確かにここには存在したのだ。そしてその事実をワタシは傍観しているだけである。自分の理解している世界がまだまだ小さいと思うのはこんなときだ。圧倒的な自然、圧倒的な事象、圧倒的な史実との謁見。このへんがワタシを毎年毎年北海道に駆り立てる原因の一つにもなっているような気がする。

−道の駅おこっぺ〜R238〜道の駅マリーンアイランド岡島[11:00]−
 特に寒くもなく、雨も降っていなかったので、内陸方面に入らず北上することに決めた。
 と、思ったら興部を過ぎたあたりからまた小雨が降ってきた。道の駅おこっぺでレインスーツを着込んだので気にせず走りつづける。ここまで来て最北端に行かないのはなんかシャクな気がしていたからかもしれない。
 ずっとオホーツク海岸を右手に見ながら走っている。きっと天気が良かったらいい景色なんだろうなぁと思いながら、北へ、北へ(もう何回も走っている道なんだけどねぇ)。
 そんなことを考えながら、さっさと枝幸に近づいていた。小雨も止まないし、ちょっと晴れオトコもうんざりしかけて道の駅マリンアイランド岡島に入る。
 駐車場にはホンダのST1100が停まっていた。ホンダのV型ばかり乗り継いでいる馬場氏にとっては興味津々のバイクだ。あのカウルなら濡れないだろうなとか、でもあれじゃスリ抜けできないなとか、言いたいことを言っていた。
 すると、中型のネイキッドバイクが2台(確かバンデットとイナズマだったと思う)駐車場に入ってきた。見れば、レインスーツを着ていない。思わず「この先、天気どう?」と聞いてみた。「いや、この先すぐ晴れてますよ」とのこと。聞けば、宗谷岬からここまでずっと晴れだったそうだ。なんとっ!!やっぱり晴れオトコ健在!!ここへ来て何本目かわからないタバコに火をつけている馬場氏を急かす。「行くぜっ!日本最北端!!」


−道の駅マリーンアイランド岡島〜R238〜クッチャロ湖畔[12:30]−
クッチャロ湖 いぃやっほーっ!ホントだ!道の駅マリーンアイランド岡島を出て500mも走らないうちに雨は上がり、日が射してきた。そして北の空はバリバリ快晴!!人間の目視できる範囲なんて小さいことを実感。これも北海道。
 浜頓別に入り、例によってホクレンを見つけて給油。思えばこのホクレン、立ち寄るの何回目だろう?今回も燃費はいい。1リッターあたり20km以上だ。
 お昼になってしまったのでクッチャロ湖畔で昼食にしようと思う。クッチャロ湖畔はこれまたスゲーいい天気!最高のランチターイム。


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クッチャロ湖だ!


 「シバヤ」のオバチャン特製のオニギリを食べるべく、まずはお茶を探す。自販機があったのでコインを入れ緑茶を選択…と思いきや、出てきたのは烏龍茶。ま、アバウトなところも北海道か。
 クッチャロ湖の湖畔で食べる昼食は格別だ。オバチャンのおにぎりは馬場氏とオレにひとつずつなのだが、これがまた特別大きい。ソフトボールのいちばん大きいやつくらいある。これひとつ食べれば満腹だ。ちなみに焼き鮭や「のりたま」のようなものがまぶしてあり、中には梅干しが入っているというスペシャルだ。オバチャン、一泊の宿泊料で昼食までごちそうになり、どうもありがとうございました。


−クッチャロ湖〜R238〜宗谷岬[14:00]−
 浜頓別から宗谷岬まで、絶景かな絶景かな。オホーツクラインを北上するのもいいもんだ。おーっと!あれに見えるは樺太ではないかっ!サハリンとも言うっ!を〜いぃっ!さはり〜ん!!(天気よければすべてよし)
 ざまーみろ!気象予報士!!最北端はでっけー晴れじゃわい!
 はーるばる来たぜ宗谷岬〜ぃ!宗谷岬はこれで6回目なんだけど、いつも稚内方面から来ていたので、「来たなーっ!」てカンジがイマイチだった気がする。オホーツクラインを北上してくると、網走方面からずっとずっと海沿いを来て、ようやく宗谷岬だ。このほうが「最北端に来たなっ」ってカンジがすると思いません??
宗谷岬

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展望台から北を望む 展望台から東を望む


 宗谷岬の丘の上に登ってみた。サハリンが良く見える。サハリンを見ることができたのは2度目だけど、今日のは格別良く見えている。雨天の後の晴天だからだろうか?しばらく宗谷岬から離れたくなかったので「うだうだ」する。
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展望台には慰霊碑もあったりする 世界各国との距離


 めったにお土産なんか買わないくせに、ちょっとここでは奮発した。まぁ、こんな時期にお休みを取らせていただいたというご恩もあるし、背徳心もあるし(いや、けして悪いことしてるわけじゃないんだけどね)。

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遠くサハリンを眺める2号 近くて遠い国ロシアよ


−宗谷岬〜R238〜R40〜???〜ノシャップ岬[15:30]−
 後ろ髪引かれる思いの宗谷岬を後にする。なぜかって?それは今日の宿泊地が旭川と決めてあるからさっ!(あぁ、なんて無謀な)もちろん泊まるは「黎明薬湯」。
 べつに「どうしても」ってわけじゃないんだけど、帰りの船のことを考えると今日は旭川あたりまで下らねばならんのだ。このへんに日程のキツさがあらわれているなぁ。
 そして今は既に15時過ぎ。稚内から旭川まで直線で行っても何キロあるんだろう?いやわかっている。シロウトじゃないもん。それにオレと馬場氏のうだうだペースでは、すでにカナリヤバイ時間かもしれない。  とか思いながら、宗谷岬から稚内市街をめざす。稚内からR40で内陸を経由してまっすぐ旭川に向かう計画だったのに、あぁそれなのに…。宗谷岬から稚内方面に南下中、ノシャップ岬越しに礼文島が良く見えてしまったのだ!ならばきっと利尻富士(利尻島)も良く見えるハズっ!
 考える前に既に「R40計画」はボツになっていた。馬場氏もそんな計画があったのを忘れていただろう、きっと。
 稚内駅からノシャップ岬へ向かうなら、教えたくないけどオススメの道がある。今回、馬場氏には教えてしまった。


 稚内駅のロータリーの交差点から北に進むと防波堤に突き当たる。突き当たったら左に曲がる。左に曲がったらすぐに右に曲がる道があるので、ちょっと狭いけど勇気を出して入って行く。この道に入ったら、あとは海岸沿いをノシャップ岬まで一直線。でもここから先は30km/h制限なのでアイドリングで進むぐらいの気持ちで行こう。たぶんこの道に入ったら、とばそうなんて思えないほど景色がいいからね。
 潮の香りと宗谷湾の景色が最高。海鳥たちが舞い、遠くにサハリンも見えたりして、旅情をそそるねぇ。
 この道は交通量も少なく、ノシャップ岬まで信号も無い。地元の方々に迷惑をかけないように静かに静かに楽しもう(KERKER二本出しはちとココロが痛むが)。
 超低速走行でノシャップ岬にとうちゃーく。
 うーん、今やノシャップ岬は灯台の先ではなく新しくできた展望台の方に人気が集中している。ムカシはこの灯台のたもとに「ノシャップ岬」と書いた木の看板があっただけなのに、今ではすっかり観光バスまで来るように…。まぁ、天気もいいし、細かいことは言いっこなしということで。
ノシャップ岬
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サハリン、見えますか? 旗の上に礼文島


 いやぁ、来て良かった。礼文島も利尻島もよーく見えるよ。
 10年以上まえに一度、礼文島に行ったことがある。「最果ての地」ってこんなところなんだなぁと若いなりに感動したもんだ。またいつか礼文島に…と思いつつ10年以上経ってしまった。ほとんど毎年北海道にツーリングに来ているのに、行く気配が無いな。次回あたりは本気で考えてみようかな。

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利尻富士です ノシャップ岬にあるオブジェ

 


−ノシャップ岬〜道道254〜道道106〜サロベツ原生花園[17:00]−
 ノシャップ岬からサロベツ原野まで、日本海側を南下した。あたりまえだ、こんなに天気がいいんだから。利尻富士を横目で見つつサロベツ原生花園へ向かう。オレは北海道を実感する道路を言うならこの道道106を一番に挙げる。もう言うこと無し。いつまでも続く直線と海岸線。景色をさえぎるものは地平線と水平線だけだ。最高速アタックもここで…っと行きたいトコだけど、以前と比べて交通量は増えたし、スピードは控えめにね。
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さえぎるのは水平線か地平線か? ちょっと一休み


 サロベツ原生花園についた。これから旭川まで行くんだっていうのに「うだうだ」するのだ。サロベツ原野の遊歩道を一周歩いてしまった。もちろん初めてではない。でも、歩いてしまうのだ。もう17時だというのに。

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また来てしまったサロベツ原野 原野には似つかわしくない格好だよね


 ここにも地平線はある。初めて来たときは豊富側から来たのだが、一瞬視界が開けてサロベツ原野に飛び込むようなシチュエーションにはいたく感動した記憶がある。それ以来、道北に来ると必ずここには寄るようになった。
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−サロベツ原生花園〜道道106〜R232〜道の駅富士見[18:00]−
 R232を南下する。道沿いに見え隠れする鉄道の跡。やはりここにも以前、鉄道は通っていたんだねぇ。なんか今回のツーリングでは、廃線の跡に妙にヒカレるよ。
 さらに南下。そう、さっきまでは夕日が見えていた。でも道の駅富士見に着く頃にはすっかり太陽は雲の中。
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 海岸線に沈む夕日を期待していただけに、かなり残念。ノシャップ岬に残っていれば、利尻富士に沈む劇的な夕日を拝むことはできたろうに…。
 まぁ、過ぎたことは仕方ない、先へ進もう。その前に夕食をとりたいのだけれど、気が焦るせいなのか、ホントにお店が無いのか、すっかり食べそびれてしまっている。道の駅富士見には例によってトイレはあるけど売店はない。

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道の駅富士見には花畑がありました


−道の駅富士見〜R232〜苫前町〜R239分岐点[19:00]−
 R232をどんどん南下。羽幌町にバカデカイ風車を発見!そういえば以前テレビで見たなぁ。
 苫前町に入った。またまた風車を発見。ホント、デカイっす。でももう暗くて良く見えないです。(ライトアップされてるんだけどね)
 ついに苫前町のR239との分岐点まで来てしまった。ここから内陸に向かい、士別市街を目指す。  夕食もそうだがそろそろガソリンを入れたい。しかしホクレンは見つからないし、困ったので道端にNINJAを停める。
 馬場氏と相談。浜頓別で給油してからこの地点までで290kmを走っている。ここから次のガソリンスタンドがあると思われる街は約80km先の士別だ。士別まではほとんどひとけの無い山道を走ることになることは予想されていた。苫前市街まで戻ってガソリンスタンドを探すか、士別まで走るか?答えはGO!もう日も暮れているが行け行けGOGO!(頼むから士別までガソリンもってね)


−苫前町〜R239〜士別町[20:00]−
 うぉーっ!民家はないと思っていたが、これほどとは思わなかった!R239はこの時間になるとなんと寂しい道なのだ!!ワタシたちバイク2台以外、ほとんどクルマは走っていない。街灯も無い。
 ときおり勢いのいいクルマが我々を抜いていく。ミラーコーティング&ダークスモークシールドのワタシにはこんな山道では最高速は80km/hが限界。クルマが追いついてくるとホッとするが、追い抜いていってしまうと寂しくなる。こんなとき路上に熊でも出没したらどうしようとか考えてしまう。
 うぅ〜、腹は減るしガソリンは心配だし道は寂しいし馬場氏しかいないし、心細いなぁ。士別までの80kmがこんなにも遠く感じるなんて…(でも80kmって、東名高速だと東京から御殿場あたりまで行けちゃうのだ)。
 途中、休憩で街灯のついた駐車場にバイクを停める。なんと、携帯電話が「圏外」。富士山頂でも使えるというのに、さすが北海道(…ここは富士山頂より人は来ないと思うぞ)。
 しばらく走ると、見えた!ようやく士別の明かりが見えた。NINJAよ、あれが士別の灯だ!
 ガソリンスタンドもあった!ヨカッタ。トリップメーターは370kmを指している。そういえばリザーブコックはまだいじっていないのだが、いったい燃費はどうなんだろう?
 ジャーン!レギュラー16リッター満タンです。370km割る16リッターは?約23kmでーす。これは10年もNINJAに乗ってきて最長不倒記録です。おめでとうGPZ900R!(あとでちらっと聞いたんだけど、馬場氏のVFR750Fはリッターあたり30km近く走っていたらしい。恐るべし馬場氏&VFR。)

−士別町〜R40〜旭川市街〜R12〜旭川ラーメン「山○屋」[21:00]−
 さて、次は人間さまの夕食の番だが、もうここまで来たら旭川で食べよう。士別から旭川までは1時間くらいだし。
 今日はけっこー走った。もう疲れたし、「黎明薬湯」の近くで食事をしてからチェックインしようということで、「黎明薬湯」の近くまでやってきた。
 16日のときに書いたけど、「黎明薬湯」はR12から少し入ったところにある。「黎明薬湯」に入る交差点の手前に「山○屋」があった。
 「山○屋」はラーメン屋である。札幌にも同名のラーメン屋があるのだが、関連があるのかどうかは不明。  札幌の「山○屋」のラーメンは、出張とかで札幌に行くたびに食べている。自分の中では好きなラーメン屋だ。よしっ!これにしよう!(っとあっさり決めたが、空腹は人間の判断力どころか運も持っていってしまうらしい)

 …とりあえず空腹だったので麺は食べたけど、他のものは食べる気がしなかった。なにしろ店員の行動が不衛生極まりない状態だったので、ほとんど食べる気がおきなかったのだ。汚れ物を運んだり、残飯を片付けたりしたその手を洗わず、麺を取ったりチャーシューを切ったりしている…。普通、そんなもんですか?カウンターの中が見える状態って、あんまり良いもんじゃないですね。
 うー、すごく気分が悪い。

−黎明薬湯[22:00]−

 ようやく今日の宿に着いた。一昨日泊まったばかりだが、今日もお世話になる。
 チェックインしてまずしたこと。速攻で風呂に入って速攻で歯を磨き口を濯いだ。全身も洗った。胃の中に入ったものは洗い流せないがせめて気分だけは良くなりたい一心だ。
 風呂から出て、ビールが飲みたかったので(というよりウマイビールでも流し込んでやろうと思って)二階の軽食コーナーに二人で行った。
 そうだ、飲むついでに食べ直そう!
 焼きソバとサラダも注文した。食べ直しをするくらいなら始めからココで夕食にすれば良かったのだが、今となってはもう遅い。
 「旭川黎明薬湯」の二階の軽食コーナーからは、旭川の夜景が良く見える。高台であるからか、旭川の街全体が見えるカンジだ。この眺めはけっこー良い。オススメである。
 ここまでやって、ようやく落ち着きを取り戻した。あとはとっとと寝て忘れよう。明日は釧路だ。





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