北海道1日目のマップ (クリックすると拡大します) |
8月11日(日) 東日本フェリー−苫小牧フェリー埠頭(02:00)−割烹温泉「いといの湯」 泊(早朝に苫小牧に着いたため、健康ランドに直行) 「いといの湯」−夕張「石炭の歴史村」−桂沢湖−富良野「唯我独尊」−「北の国から資料館2002」−美瑛−比布ライダーハウス「ブンブンハウス」 泊 |
■苫小牧「割烹温泉 いといの湯」(8:00) だいたい深夜2時に苫小牧の埠頭に下ろされても、何しろって言うんでしょうか? そんなときはもちろん健康ランドへ直行。 今回はいつものフェリー埠頭近所の健康ランドじゃなくて、苫小牧から36号線でちょっと西へ行ったところにある「糸井」というところの健康ランド「いといの湯」に行ってみました。 ここは36号線沿いですぐわかりました。深夜の入店にもかかわらず丁寧な対応で、なおかつ施設内は広いしどこも清潔感があって、良い印象をもちました。 現在地はココをクリック→ |
|
■出発準備をするよしろうさん。 よしろうさんも、北海道ツーリングは3回目なので、荷物の内容やパッキングは慣れたもので、心配することないです。 北海道ツーリングを前に換装してきたというマフラーがピカピカです。 よしろうさんのSteedも、もう10年以上乗っているそうで、お互い愛着あるバイクなのだ。 さて、天気は曇りです。路面が濡れてるので、レインスーツを着て出発します。 |
|
■苫小牧で給油(8:50) 早速給油(^^)。 よしろうさんのSteedは初期型ということもあり、やたらとタンクが小さい。 燃料タンクをカラになるまで使ったとしても9リッターくらいしか入らないらしい。 そのため、普段は120キロ〜140キロくらい走ったら給油しないとイケナイのだ。北海道だと少しは燃費が伸びるのだけど、それでも200キロ前後で給油が必要。 私のNINJAはタンク容量が22リッターあるので、250〜300キロごとに給油するのですが、よしろうさんのペースにあわせると、よしろうさん2回に私1回のペースでもいいくらいだなぁ。 以前、馬場氏のBROSが一緒だった頃を思い出すけど、BROSはもう少しタンクが大きかったので、それほど心配は無かった。 Steedはガス欠が心配なので、よしろうさんは予備タンクも持ってきています。 |
|
■夕張「石炭の歴史村」(10:30) 苫小牧から一気に夕張まで来ました。 天気は薄曇りですが、ときどき日が射します。これから天気は良くなりそう。 もうレインスーツ着てると暑いくらい。 なんで「石炭の歴史村」なのか? よしろうさんは、自身が物心ついた頃から現在も、SLを追いかけている「超ウルトラSLマニア」です。 そして「石炭の歴史村」には「SL館」があり…。 ということで、よしろうさんの熱烈なリクエストにお応えして「SL館」へ向かいます。 ワタシも「男の子」であり、メカ好きであったりします。 なので、最近ではよしろうさんの影響ですっかりSLの魅力に引き寄せられています。 現在地はココをクリック→ |
|
■2002年仕様のNINJA こんなところで突然ですが、2002年北海道ツーリング仕様のNINJAを紹介…と思ったのですが、今年はパーツ類がいっぱい変わってるので、書ききれないので詳細は省略。 ポイントとしては、後期型のミラーに変えたところ、後方視界がよくて、とてもとても重宝します。(走行中に倒れてこないし) 荷物の積載状況は相変わらず「2’sのタンクバッグ」に「COURCEのツーリングザック」と、毎回変わらないスタイルです。今回は比布のライダーハウスに泊まる予定があるので、寝袋も持ってきています。 しかし…、この積載状況は1994年のツーリング時からまったく変わってないことに気がついた。 このタンクバックなんか1991年のツーリングで既に使ってるから、もう10年以上も使ってるのだ。オドロキ。 |
|
■石炭の歴史村入園(10:40) このようなレジャー施設には、いつもの「うだうだーず」のツーリングでは、けして寄ることがないですねぇ(^^)。 夕張は、以前私自身が住んでいた岩見沢市の近所で、よく遊びにきていたのですが、「石炭」とか「炭鉱」に興味があったわけじゃないし、遊園地にも行くことは無かったので、このような観光施設に立ち寄ることもありませんでした。 今回はよしろうさんのリクエストもありますが、「炭鉱の歴史」というものにも興味が出てきたので、ワクワク状態です。 石炭の歴史村についてはコチラを参照してください。 |
|
■炭鉱生活館 夕張の炭鉱で働く人々の生活を紹介している資料館です。 建物は昔から夕張にある建物をココに移設したそうで、なかなか風格があります。 天気はイマイチなのですが、日曜日ということもあって、けっこう家族連れも多いですね。 園内は広いので移動が大変です。 |
|
■SL館 いやー、見た感じそのまんま「SL館」です(^^)。 この写真のSLは、建物です。 遠くから見るとあまり気にならなかったんだけど、近づくに連れてそのSLがずいぶん巨大であることに気づきます(^^)。 この建物の中にSLが展示されてます。 それにしてもずいぶん凝った建物だなぁ。 |
|
■SL館のSL その1 暗くてよくわかりませんが、夕張を最後まで走っていたSLです。 形式とか詳しいことはよくわかりませんが、ものすごくキレイに保存されています。 実はよしろうさんがいろいろと教えてくれるのですが、メモでもしない限りマニアックな説明は覚えきれません(^^;)。 私の世代だと、SLは前世紀的な乗り物なんだけど、よしろうさんの世代にとってはリアルな乗り物だったようで(^^)、熱心に見入ってます。 |
|
■SL館のSL その2 この建物の中には2台のSLが展示されてありました。 コチラのほうは、だいぶ古さを感じる外観でしたが、迫力があります。 もう走らなくなって久しいのでしょうが、こうして博物館に入っていられることは幸せなのでしょうねぇ。 |
|
■運転席のよしろうさん もうすっかり少年に戻っているよしろうさんです(^^)。 小さい頃からSLの写真を撮りまくっているということで、SLに関してはムチャクチャ詳しいです。 でもけっしてマニアックなネタを押し付けてくることが無く、どちらかというともったいぶって教えてくれなかったりします。 よーするに、自分が楽しんでるんですねぇ。 私のスーパーカーみたいなもんです。 |
|
■ミニSL 園内の中心を走るミニSLです。 蒸気機関で動いてるわけじゃないですけど、雰囲気出てますよ。 園内は広いので、コレで移動します。 意外と(?)人気で、駅ではお客さんがたくさん待っていたりします。 |
|
■ミニSL乗車 「世界の車窓から 夕張編」 ミニSLは、なぜか蒸気機関の「音」を出して進みます(^^)。 ときどき汽笛も鳴るし、なかなか凝ってます。 しっかり鉄道の上を走ってるし、途中に踏み切りとかもあったりします。 夕張は谷あいにある町なので、天気がイマイチはっきりしません。 雲がだいぶ低いようですが、雨が降ってくる気配はないです。 |
|
■石炭博物館(11:50) 「石炭の歴史村」のハイライトである「石炭博物館」に入ります。 最初、よしろうさんはあまり興味が無かったようですが、「坑道内を通ることができる」と聞いてから、急に行く気になったみたいです(^^)。 博物館に入るとまず、さまざまな鉱山の資料が展示されているコーナーを通ります。 館内は広くて、そこにぎっしりとアイテムが展示されています。 日本の鉱山の歴史がここですべてわかるような感じですね。 |
|
だいたい石炭なんて実物を目にすることなんかめったにないし、私の小さい頃にも見ることはなかったですよ。 レンタンとかマメタンはよく見たけど。 だから石炭がどのようにして生活に使われていたのかよくわからなかったのですが、ここでイロイロと勉強できました。 中の売店では石炭を1個200円で売っていたので、思わず購入してしまいました。 |
|
炭鉱夫のみなさんです(^^)。 石炭の採掘の状況を人形で見ることができます。 ツルハシで掘っていた初期のものから、最新の掘削機までを見ることができます。 しかし、世の中にはいろんな仕事があるけど、1日中穴の中でコレをやるのは大変だなぁ。 (1日中パソコンの前にいるのも大変だと思うヒトがいるだろうけど) |
|
鉱夫になったよしろうさん↑とワタシ→ |
■鉱夫になってみた 博物館の奥にはエレベーターがあり、そこから地下にもぐります。 (案内では地下1000mと言ってましたが…) 地下にもぐると坑道があって、そこを見学することができます。 ココを進むにはヘッドライト付きヘルメットをかぶらないといけません。 よしろうさんはすっかり観光客モード入ってます。 いやー、なかなか面白い体験でした。 石炭の歴史村、こんな田舎にありながら、しっかり楽しめるレジャー施設でしたよ。 |
■ナゾの湖?(13:50) ん?ココはどこ? 夕張を出た我々は、富良野に向かうべく北に進路をとります。 とするとココは? う!?画像右下の足は!!? (しらじらしいなぁ) 夕張を出てからすっかり晴れ渡り、北海道ツーリング日和です。 降水確率40%でも、晴れオトコには関係ないのだ。 よしろうさんも生っ粋の晴れオトコらしいので、今回は晴れオトコダブルパワー炸裂だ! |
|
■三笠 桂沢湖(13:50) なんか、やっぱり訪れる頻度が高い「桂沢湖」。 ぜひよしろうさんにも見てもらいたかったこの恐竜(^^)。 この、なんかマヌケな感じがたまらないんだよねぇ。 なんと、いつもガラガラ、というか貸し切り状態の桂沢湖駐車場が満車状態。 恐るべし、お盆の脅威。 現在地はココをクリック→ |
|
■桂沢湖駐車場 満車…ということで、売店のおっちゃんに噴水脇まで誘導されました。 こ、こんなことって?? どうやら芦別−桂沢−夕張の国道452号が完全舗装されてから、交通量が急増したみたいです。 私が岩見沢市民だったころ(1987〜88年当時)は、とてもこんな状態は想像できませんでした。 北海道は変わっていくのです。 |
|
■富良野駅前 唯我独尊(15:15) もう「アホちゃうか」と言われそうなくらい、ココも毎年来ていますねぇ。 今年はよしろうさんにこのカレーを食べてもらいたくて連れてきました。 お盆でもこの時間ならすいているだろうと思っていたんですけど、混み混みでまたもやベランダで食べることに。 しかし…、味はなんとかなってるんだけど、店で雇っているアルバイト?の兄ちゃんたちが、もうダレダレで、対応悪いなぁ。 繁忙期で忙しいのはわかるんだけど、あまりにも接客態度にやる気が無いのだ。このへんは忙しい店の永遠の課題なんだろうけど、オーナーさん、こんなことでいいのかい? 現在地はココをクリック→ |
|
■JR富良野駅(ツーリングトレイン)(15:40) 唯我独尊から歩いて富良野駅へ。 なんとよしろうさんは富良野駅に来るのは初めてということで、いろいろと見て回りました。 どうやらよしろうさんはツーリングトレインに興味があるようで、富良野駅の隣にあるツーリングトレインへ。 (すっかり北海道ツーリング慣れしてるなぁ) でも、ツーリングトレインは、やっているのかどうかわからずでした。 |
|
■JR富良野駅ホーム これだけの観光地の駅にしては小さいホームです。 ドラマ「北の国から」では、何度となく使われたホームですね。 そういえば、富良野に電車で来たことってないなぁ。 観光で富良野に来るのに電車を使う…ってのは、あまり考えにくいよなー。 真冬に内地からスキーに来るヒトとかは、電車で来たりするのかな? 富良野近辺では、レンタカーをたくさん見かけるので、ココに来る人はほとんどクルマで来るんでしょうねぇ。 |
|
■JR富良野駅 富良野駅の散策は続きます。 昔、初めて富良野駅に来たときは、もっともっと小さい駅でした。 というより、この駅舎の周辺には、あまり建物が無かったと思います。 今年の駅前には、ドラマ「北の国から」の記念グッズを販売するコーナーも設けられたりしています。 |
|
■「北の国から」資料館2002(15:50) 駅の近所の倉庫では、今年も「北の国から」資料館が開いていました。 そういえば1996年のツーリングのときにもやってましたねぇ。 来月には「北の国から」の最終回が放映されるとあって、今年は富良野中で「北の国から」のイベントがあるようです。 私も麓郷フリークとして、一応見ておかなければなりません(^^)。 |
|
■「北の国から」資料館 暗くてゴメンナサイ。宮沢りえさん演じる「シュウ」の手紙です。直筆です。 こんな小物もたくさん展示してありました。 よしろうさんは、宮沢りえさんの演技がエラく気に入っている様子で、シュウの関連グッズには注意深く目を通していました(^^)。 ちなみに私は「’92 巣立ち」の裕木奈江さんが演じる松田タマコがドキドキしてよかったですけど(^^)。 |
|
■「北の国から」資料館 うーん、こう見てみると、このドラマにはホントに富良野の20年が詰まっているんだなぁ。 リアルタイムだから、ドラマにも迫力があるというもの。 富良野と共に20年。富良野の観光にも大きく影響したドラマですが、さて、最終回後の富良野はどうなっていくのでしょう? |
|
■「北の国から」資料館前(16:15) これだけ天気がいいと、いろいろと周りたいところですが、今日の宿泊地は比布と決めてあるため、珍しく先を急ぎます。 比布では、「ブンブンハウス」というライダーハウスに泊まる予定で、これはよしろうさんのたっての願いで、出発前から決まっているのです。 人気のあるライダーハウスは、早めに行って寝床を確保しないといけないので、我々は富良野をあとにします。 |
|
■斜線道路(16:36) 富良野を走るときは、けっこうこの東九線から斜線道路にかけてのルートを使います。なにしろ景色がいいのと、信号が無いのがいいですね。 特に麓郷から美瑛方面に抜けたいときなんかはとても便利だし、いい道路です。 |
|
■JR比布駅(18時頃) 比布に到着しました。 JR比布駅の脇には、「ブンブンハウス」というライダーハウスがあります。 ココはよしろうさんの北海道ツーリングの中心ということで、よしろうさんの北海道ツーリングの原点と言うか、はずせない場所だそうです(^^)。 よしろうさんにとって初めて泊まったライダーハウスがココで、さまざまなライダーとコミュニケーションが持てたのもココということで、「心のライダーハウス」ですね。 私にも麓郷の「ラベンダーライダーハウス」という、過去に常宿としていたライダーハウスがありますが、同じような感情をよしろうさんもここに感じているのでしょう。 現在地はココをクリック→ |
|
■スナック「純」(19:30) 比布駅前のスナック「純」に夕食をおじゃましました。 ここでの夕食は、伝説の人物にお誘いいただいたのです。 伝説の人物とは、西村さんという横浜在住のご老人で、御歳94歳というお方。 西村さんは、毎年夏になると1BOXの軽自動車(ミツビシのミニキャブ)に乗り込み、自走で北海道に上陸し、北海道中を放浪するそうです。 よしろうさんは2年前にこの比布ブンブンハウスで西村さんに出合い、衝撃を受けたと言うことで、再びこの比布で出会うことができて感激してました。 私もよしろうさんから話だけは聞いていたが、まさか本当に会えるとは思っていませんでした。 |
|
■スナック「純」店内 西村さんです。 西村さんは日本国内はもとより、世界中を旅行していて、94歳となった今でもペルーやスペインに旅行(というか遊び)に行っちゃうヒトです。 つい最近、中国を旅行してきたということで、そのときの話しが話題の中心でした。 戦時中の話しなんかは、体験者としてのリアルなエピソードを交えてお話ししてくれるので、とても興味深いものがあります。 驚いたのはこの歳で耳も目もしっかりしているということ。 だいたい、マニュアル車の軽自動車で毎年北海道に遊びに来ちゃうんだから、そのパワーたるや我々も負けそう。 昔はハーレーにも乗っていたということで、恐るべし、西村さん。 |
|
■スナック「純」の特製ラーメン 西村さんはここのラーメンがお気に入りで、このラーメンを我々にご馳走してくれました。 このラーメンがまた確かにウマイ。 ごくごく普通の醤油ラーメンなのですが、なんでこんなにウマイんだろう? 世界中を旅行している西村さんがお気に入りなのもうなずける。 スナック「純」、ただのスナックじゃないぞ! 私も日本各地の「ウマイ」とされるラーメンを現地で食べるのが趣味の一つだけど、これには驚いた。 私がそのウマさに感動していると、西村さんが「おかわりをもらいなさい」とおっしゃる(^^)。 ママさんに聞くと、スープが無いけど麺はあるから麺だけなら茹でていただけるということで、初めての醤油ラーメンの「替え玉」ということになった。 普通、「替え玉」は細麺の博多ラーメンとかではやるけど、醤油ラーメンでは聞いたことが無いし見るのも初めて(^^)。 |
|
■スナック「純」店内 カウンターの向こうにいるのがママさんです。 マスターは「西村さんが来たので」ということで、「美空ひばり」のLPをかけてくれました。なんとも雰囲気が良いと言うか、人情たっぷりのスナックだなー。 実はこの日は「純」さんはお休みの日だったんだけど、西村さんの頼みで貸切りであけてもらっちゃったのだ。 こんなことがあるから旅は楽しい。 良い人との出会い、良い酒場との出合い。いいですねぇ。今の世の中に不足してるものが、北海道にはまだある。 「裕福な人はお金が無くなると死んじゃうけど、貧乏人はお金が無くなっても生きていける。」とは、北海道の経済状況を語ったマスターのお言葉です。 「だから北海道は大丈夫なんだ」と。 強いよなぁ、北海道の人は。 |